６月３日、A代表に０-３の完敗を喫したU-24日本代表のMF板倉滉がゲームを振り返り、無得点に終わった原因を分析した。

　立ち上がり開始２分に、セットプレーから早くも先制点を奪われたU-24代表は、42分にもペナルティエリア内で自由を与えてしまった鎌田大地にゴールネットを揺らされ、前半だけで２失点。さらに52分にも左サイドからのクロスを浅野拓磨に決められ、終盤に猛攻を仕掛けたものの１点が遠く、無得点のまま悔しい敗戦となった。

　ボランチの一角で先発出場し、78分までピッチに立った板倉は、「最初の失点はすごくもったいなかったなというのは正直な感想。０-３。これがすべてだと思います」と悔しさを露わにし、試合内容を振り返った。

「なかなか前半の最初は良い時間を作れなくて、前半途中から少しずつ自分たちがボールを持てる時間も作れた。（攻撃の）テンポも出てきましたが、そのなかで相手の嫌がるパスをもう少し入れていければなという部分はあります」
 

　もちろん３失点は反省すべき点。ただ、徐々にボールを収めて相手を押し込む時間も作れていただけに、ノーゴールで終わってしまったことに対しても、「もっとシュートの数を増やしていくこと、あと攻撃にもっと厚みを出していかないといけない」と反省を口にした。

　異例となったA代表との"兄弟対決"。板倉は、「オリンピックの本戦ではこういう相手ともやらないといけないと思いますし、そういった意味ではこの試合をポジティブに捉えて、本戦に生かしていければと思います」とコメント。結果は残せなかったが、開幕まで２か月を切った東京五輪へ向け、価値ある一戦となったようだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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