「勝てないときは去らなければならない」ジダンがマドリー指揮官の退任理由を激白!ペレス会長に感謝も

2021年05月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「コーチングに疲れているわけでもない」

ジダンが再びマドリーに戻ってくることはあるのだろうか。(C)Getty Images

 ジネディーヌ・ジダンが、レアル・マドリーを去った理由を明かしている。

 2016年1月にラファエル・ベニテスの後を継いで、現役時代の古巣の監督となったジダンは、そこから2年半の間に前人未到のチャンピオンズ・リーグ3連覇を達成。その後、1度はクラブを離れるも2019年3月から再び指揮を執ると、翌2019-20シーズンには3年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた。

 しかし、今シーズンはチャンピオンズ・リーグを含む全てのカップ戦でタイトルを逃すと、リーグ戦でも宿敵アトレティコ・マドリーに勝点2差で競り負け、連覇ならず。48歳のレジェンドは、シーズン終了後に2022年まで契約を残しながら、自らその座を退いていた。

 辞任理由に関しては様々な憶測が飛び交うなか、スペイン紙『AS』の電子版は5月30日付けで、ジダンから同紙に届けられたファン宛ての書簡を公開している。
 
「私はフットボールを知っているし、マドリーのようなクラブの要求も知っている。勝てないときは去らなければならないんだ。ただ、私は船に飛び乗っているわけではないし、コーチングに疲れているわけでもない。

 マドリーで20年を過ごしたことは、私の人生の中で最も美しい出来事であり、フロレンティーノ・ペレス(会長)のおかげだ」

 2001年に選手として加入し、途中空白期間を挟み立場も変わりながら、足掛け20年にも渡り、"白い巨人"でフロントマンを務めあげたジダン。今後は一体どの道に進むのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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