ハベルツ弾を守り切ったチェルシーが1-0でマンCを撃破! 同国対決を制して9年ぶり2度目の欧州制覇【CL決勝】

2021年05月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

42分にチェルシーが均衡を破る

ハベルツのゴールを守り切り、見事に戴冠を果たしたチェルシー。(C)Getty Images

 現地時間5月29日、チャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝、マンチェスター・シティ対チェルシーがポルトガル・ポルトのドラゴンで行なわれた。

 2年ぶり3度目のイングランド勢対決となったこの大一番で、悲願の初優勝を目指すシティのグアルディオラ監督は驚きのスタメンを送り出す。アンカーにロドリでもフェルナンジーニョでもなく、ギュンドアンを起用。左ウイングにはスターリングを抜擢し、フォデンをインサイドハーフに配した。

 そのシティは序盤、GKエデルソンのロングフィードから決定機を作りかけるも、スターリングのトラップが流れ、シュートに持ち込めない。

 逆に最初のシュートチャンスを作り出したのは、9年ぶり2度目の戴冠を狙うチェルシーだ。8分、ハベルツが左サイドから送り込んだクロスにCFヴェルナーが合わせるも、ミートできない。14分にも左サイドを崩し、マウントのパスを受けたヴェルナーがシュートを放つが、GKエデルソンにキャッチされる。

 その後もチェルシーにペースを握られ、やや押し込まれ気味だったシティは27分、敵ペナルティエリア内でデ・ブルイネのパスを受けたフォデンがシュートを放つも、DFリュディガーにブロックされる。

 チェルシーは39分にチアゴ・シウバが負傷退場し、クリステンセンと交代。その嫌な雰囲気を振り払うかのように、42分に先制ゴールを奪う。ハベルツがマウントのパスを受けて中央から抜け出し、エデルソンをかわして無人のゴールに流し込んだ。

 このままチェルシーの1点リードで前半を終える。

【動画】見事な抜け出しからGKを冷静にかわす!ハベルツの決勝ゴールはこちら
 両軍ともハーフタイムでの選手交代はなしで突入した後半、1点を追うシティにアクシデント。59分に、顔面を負傷したゲームキャプテンのデ・ブルイネが涙を流しながらベンチに下がり、ガブリエウ・ジェズスが投入される。

 後半最初のビッグチャンスはチェルシーに訪れる。73分、カウンターからハベルツがラストパス。ヴェルナーに代わって66分からピッチに立ったプリシッチが決定機を迎えるも、枠を捉えられない。

 命拾いをしたシティは77分、スターリングに代えて退団が決定しているアグエロを送り込むもチェルシーの堅牢を破れない。

 試合はこのまま1-0で終了。途中就任のトゥヘル監督の下、最後まで攻守に組織だったプレーを見せたチェルシーが1点を守り切り、2011-12シーズン以来、2度目の欧州制覇を成し遂げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】チェルシーとマンチェスター・シティのスタメンはこちら

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