「かなり気に入っている」冨安健洋の獲得に強豪アタランタが本腰と伊紙報道!“ご執心”の理由は?

2021年05月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

ボローニャの同僚MFとの同時移籍も?

今夏の去就が注目されている冨安。ステップアップ移籍の可能性は? (C)Getty Images

 いまやセリエAの強豪のひとつに数えられるアタランタがボローニャの冨安健洋に関心を寄せているとの報は、すでに注目を集めている。

 5月28日付のイタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督率いるアタランタの冨安に対する興味はかなり強いようだ。

 記事によれば、アタランタはミランからレンタル中のマッティア・カルダーラ、さらにボシュコ・シュタロ(レンタル放出)と、DF2名が来シーズンのスカッドから外れる見込み。その代わりに最低でも1人を獲得するのが確実という。

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 同紙は「特に魅かれているのが2人、ひとり目がトミヤスだ」と、日本代表DFの名を挙げた。ボローニャの評価額は2000~2500万ユーロ(約25億~31億3000万円)。アタランタは値下げを狙うかもしれないが、「かなり気に入っている」そうだ。

 その理由は、「すでにセリエAを知り、若く、3バックでも4バックでも複数のポジションをこなせる」から。実際、22歳にして守備の国イタリアで2年を過ごし、特に右SBとしてはリーグ有数の存在と高く評価され、最終ラインのどの位置でもプレーできる選手は多くない。

 ガスペリーニの下では大変な運動量や攻撃参加が求められるが、それもさらなるステップアップに有益かもしれない。セリエAでの2シーズンで冨安は3ゴールを挙げているが、アタランタに移籍すればその数字が増える可能性もある。

 記事は、アタランタの中盤強化のターゲットに、同じボローニャのMFイェルディ・シャウテンが挙がっているとも報じた。オランダ時代から注目していたが、シニシャ・ミハイロビッチ監督の下での成長を受け、再び関心を寄せているという。

 ミハイロビッチの去就も不透明なボローニャから、冨安とシャウテンが同時にアタランタへ移籍することもあるのか。移籍マーケットは先が見えないが、今後の動きから目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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