ビジャレアルが悲願のEL初優勝! 120分間の激闘、21人連続成功のPK戦の末にマンUを撃破

2021年05月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

ビジャレアルが29分に先制

ついにビッグタイトルを獲得したビジャレアル。(C)Getty Images

 現地時間5月26日、ポーランドのスタディオン・グダニスクでヨーロッパリーグ(EL)の決勝が開催され、ビジャレアルとマンチェスター・ユナイテッドが激突した。

 立ち上りに押し込んだのは、4年ぶり2度目の優勝を狙うユナイテッド。しかし、セビージャ時代にEL3連覇を経験しているエメリ監督の下で、欧州カップ戦で初めてファイナルに勝ち上がったビジャレアルの組織的な守備を崩せず。なかなか決定機を作り出せない。

 すると20分過ぎあたりから、ビジャレアルが徐々にチャンスを作り出し、23分にはCKの流れから、バッカのラボーナクロスに、CBパウ・トーレスがヘッドで合わせるもGKデ・ヘアの正面。27分にも、カウンターで持ち込んだピノがミドルシュートを狙うが、左に外れる。

 迎えた29分だった。パレホのFKにエースのジェラール・モレーノが利き足とは逆の右足で合わせ、ビジャレアルが均衡を破る。

 その後は猛攻を仕掛けたものの、前半は無得点に終わったユナイテッドが追いついたのは55分だった。CKの流れからラッシュフォードがシュート。そのこぼれ球に見事な嗅覚で反応したカバーニが押し込んだ。

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 これで一気に流れを掴んだレッド・デビルズが畳み掛け、70分には左SBショーのシュート性のクロスにカバーニがヘッドで合わせるも、DFパウにブロックされる。

 試合は1-1のまま延長戦に突入。ここからはスペインの雄がペースを握るがネットを揺らせず、勝負はPK戦決着となる。

 10人目まで両チーム全員が成功する手に汗握る展開のなか、ユナイテッドは11人目のGKデ・ヘアが痛恨の失敗。ビジャレアルが死闘を制して戴冠を果たしたのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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