前バイエルン指揮官フリックが、新たなドイツ代表監督に内定!契約は2024年まで

2021年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

任期はドイツで開催予定の2024年EUROまで

今季はバイエルンを率いていたフリック。チームを9連覇に導いた。(C)Getty Images

 現地時間5月25日、ドイツ・サッカー連盟(DFB)は、次期ドイツ代表監督に、ハンジ・フリック氏が就任すると発表した。契約は、2021年7月1日から2024年にドイツで開催される予定のEURO2024までとなる。

 フリック氏は直近までドイツの絶対的王者バイエルンの指揮を執っていたが、4月の時点で退団の意向を明らかにしていた。その後、クラブとの間にやや緊張状態が走ったものの、2023年6月30日までの契約を今季を以って解除することで合意。EURO2021を限りに退任するヨアヒム・レーブ監督の後任として名前が挙がっていた。

 同氏は2006~14年にレーブ監督の右腕として14年のブラジル・ワールドカップ優勝に貢献。その後はバイエルンでヘッドコーチを務めていたが、2019年11月にニコ・コバチ監督が解任された後、急きょ監督を託されることに。その後、ブンデスリーガ、チャンピオンズ・リーグ、DFBポカールと三冠を達成している。
 
 今シーズンもクラブを9連覇に導くなど、その手腕を発揮してきた56歳は、代表監督内定に「非常に興奮している」とコメントを発表している。

「秋からドイツ代表の監督になることをとてもうれしく思っている。シーズンが終わったばかりで、バイエルンでの2年間は素晴らしい思い出だ。バイエルンだけにかかわらず、ドイツには優秀な選手が揃っており、若い選手も台頭してきているので、非常に楽しみだ」

 また、フリック氏の就任を支持した、DFBのアカデミー・ディレクターを務める元ドイツ代表FWオリバー・ビアホフ氏もコメント。「彼をドイツ代表監督に迎えることができて大変うれしく思う。彼は最初から私が希望したリストのトップに名前があった。今後は2024年のEUROに向けて、世界のトップに戻ることを目標に、プロジェクトを推し進めていきたい」と大きな期待を寄せているようだ。

 フリック代表監督の初陣は、カタール・ワールドカップ予選のリヒテンシュタイン戦が行なわれる9月2日になる見込みのようだ。ホームゲームは5日のアルメニア戦、8日にはアイスランド戦が予定されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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