本来の持ち味に攻撃力も備わった守田英正。「全部で他の選手より上回っていけるように」と意気込み

2021年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ゴール、アシストというところが一番大事になってくる」

ポルトガル移籍でさらに逞しさを増した守田。攻守両面での奮闘に期待したい。写真:徳原隆元

 約2年ぶりに日本代表に招集された前回の3月シリーズで、際立つ活躍を見せたひとりが守田英正だ。韓国、モンゴルとの2試合で、ダブルボランチの一角として先発。攻守にタフなプレーを見せ、モンゴル戦では代表初ゴールも挙げている。

「前回は久しぶりの代表戦ということもあったし、いろいろ協会の方に準備してもらって、チャーターで来させていただいたり、いろんなサポートがあったなかでの試合だったので、それに応えたいという気持ちがすごく強かった。モンゴル戦でも1点決めて、個人的にも少しは貢献できたかなと思っています」

 計5試合が組まれている今回の5・6月シリーズでも順当にメンバー入り。クラブでの最終節では1得点をマーク。「そういう得点に絡んでいける部分もしっかり見せられたらなと思っています」と気合いを入れる。

 今年1月に川崎フロンターレからポルトガルのサンタ・クララに完全移籍。初の海外挑戦で、得点への意欲もより高まっているようだ。

「90分通して、前から後ろまで走り続けるところ、最後信じて、前に走っていく部分とか、走り切れる走力、その判断の思い切りの良さだったりは、ポルトガルに行ってから伸びている部分だと感じています。

 あとは、シュートを打つとかでは、川崎にいた時より求められている部分かなとは思いますし、海外のクラブのボランチには点に絡むことが多い選手がたくさんいて、自分もそういった選手に近づいていけるようにとは意識してやっているので、そこは結果に結びついているのかなと思います」
 
 代表でのポジション争いでも、目に見える数字で差をつけたい。

「僕が元々、日本にいた時に求められていた部分がビルドアップだと思います。今、ポルトガルに来て、自分ができるようになってきたのが攻撃の部分。数字に絡んでいく部分なので。守備とか、後ろの安定化、ビルドアップのところでサポートに入る動きっていうのがベースになると思うんですけど、そのうえで、数字に絡んでいく、ゴール、アシストというところが一番大事になってくると思います」

 攻撃でも守備でも、貪欲に追い求める。

「すべてにおいて高いパフォーマンスを出さないといけないと思っていますし、これだけやっていればいいというものはひとつもないと思うので。全部で、他の選手より上回っていけるように活躍したい」

 今回の代表活動でも、中盤の位置で絶大な存在感を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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