広島が高速カウンターからの浅野の決勝弾で逆転勝利! C大阪はヤンマーでのラストマッチを勝利で飾れず

2021年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

J・サントスが2ゴールに絡む活躍!

カウンターからの浅野の決勝ゴールで広島が貴重な勝点3を得た。写真:田中研治

 5月23日、J1第15節のセレッソ大阪対サンフレッチェ広島の一戦が、ヤンマースタジアム長居で行なわれ、広島が2-1の逆転勝利を収めた。

 C大阪は6月以降、新たに完成したヨドコウ桜スタジアムをホームとして戦うため、ヤンマースタジアム長居を公式戦で使用するのは今節で最後となった。

 C大阪は、しっかりとボールを繋いでビルドアップを図り、一方広島は得意の速攻から敵陣へ攻め込む。立ち上がりから目まぐるしく攻守が入れ替わる展開となったが、お互いに相手のコンパクトな守備に苦戦し、スコアレスで時間が推移していく。

 時間の経過とともに徐々に攻勢を強めた広島は、ジュニオール・サントスが32分にペナルティエリア中央から左足を振り抜くも、左ポストに阻まれる。その後も多く決定機を作ったが、キム・ジンヒョンのファインセーブ連発もあり、なかなかネットを揺らせない。

 すると後半開始直後の47分、C大阪がこの試合で初めてのCKから先制点を奪う。キッカーの清武弘嗣がインスイングのクロスを送ると、ゴール前の混戦から最後は奥埜博亮が押し込んだ。
 
 しかし負けられない広島も、その3分後に右CKからニアサイドで野上結貴が頭で反らすと、ファーサイドに流れたボールに反応したJ・サントスが詰めてゲームを振り出しに戻す。

 広島はさらに59分、高速カウンターから中央をJ・サントスがドリブルで持ち上がり、スルーパスを供給。これに抜け出した浅野雄也が、冷静にGKを交わして無人のゴールに流し込み、勝ち越しゴールを挙げる。

 その後は、C大阪が裏を狙うシンプルなボールを積極的に放り込むも、広島守備陣が身体を張って守り切り、アウェーで貴重な勝点3を獲得。C大阪は歴史あるスタジアムでのラストマッチを勝利で飾ることはできなかった。

 次戦は26日、C大阪はアウェーで鹿島アントラーズと、広島はホームで浦和レッズと第16節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】高速カウンターから逆転弾! 浅野の冷静なフィニッシュで広島が敵地で勝点3

次ページ【動画】高速カウンターから逆転弾! 浅野の冷静なフィニッシュで広島が敵地で勝点3

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事