徳島相手に劣勢強いられた名古屋だが、自慢の堅守でドローに持ち込む。古巣戦に燃える柿谷は恩返し弾ならず

2021年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

前節負傷交代の名古屋の丸山はメンバー外に

かつて徳島で武者修行を行なっていた柿谷は恩返し弾を決められず。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは5月22日、第15節の9試合を各地で開催。鳴門・大塚スポーツパーク・ポカリスエットスタジアムで行なわれた徳島ヴォルティスと名古屋グランパスの一戦は、0-0の引き分けに終わった。

 前節のサンフレッチェ広島戦でダニエル・ポヤトス監督の来日後初勝利を挙げたホームの徳島は、2選手を変更。今季2度目の先発となるドゥシャンと、小西雄大が入る。

 前節・清水戦で勝利しているアウェーの名古屋は、前節負傷交代したキャプテンの丸山祐市がメンバー外となり、木本恭生が先発した。

 試合は、立ち上がりに名古屋が一瞬の隙を突く。前節2ゴールのマテウスがショートコーナーから可能性のあるクロスボールを送れば、12分にはFKからフリーの中谷進之介を狙う。ただ、ゴールにはつながらず。

 するとポゼッションで上回る徳島が次第にチャンスを掴む。18分に元名古屋の杉森考起がカットインしてペナルティエリア手前の左からシュートを放つ。だがネットを揺らすことが出来ない。

 徳島はその後さらに押し込む時間帯が増えるものの、名古屋の堅守を崩すことができない。
 
 一方の名古屋もマテウスや交代出場の齋藤学らを中心に素早い攻撃から相手ゴールに迫る。75分には齋藤のスルーパスから柿谷曜一朗がペナルティエリア内の左に侵入しファーサイドを狙うものの、シュートはゴール右に外れてしまう。

 終盤、徳島は小西の強烈なミドルシュートもわずかにクロスバーの上に外れ、名古屋はマテウスのFKから柿谷が狙うものの、お互いにスコアを動かすことができず、試合終了のホイッスルを迎えた。

 この結果、徳島は勝点18、名古屋は同36と1ポイントずつを分け合った。

 次節、徳島は5月27日の木曜日に敵地でガンバ大阪と対戦、名古屋は26日の水曜日にホームでベガルタ仙台を迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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