浦和レッズの新助っ人キャスパー・ユンカーの鮮やかなサイドチェンジが脚光を浴びている。

　27歳のデンマーク人FWは、日本デビュー戦となった５月５日のルヴァンカップ・グループステージ第５節の柏レイソル戦で来日初ゴールを決めると、同９日のJ１リーグ第13節・ベガルタ仙台戦でも１得点、さらに同16日の第14節・ガンバ大阪戦では２ゴール。公式戦３試合連続でゴールネットを揺らし、すでに４得点をマークしている。

　その抜群の決定力で強烈なインパクトを放っているが、フィニッシュ以外の部分でも見せ場を作る。Jリーグの公式ツイッターは「ゴールだけじゃない！！ 浦和のプリンスここに降臨。攻撃の組み立てにも貢献。ゴール以外のプレーにも注目です」と題して、G大阪戦での20分のプレーをピックアップした。

　自陣右サイドで味方のスローインの流れから、浮き球となったルーズボールに素早く反応。ダイレクトで左足を振り抜き、逆サイドの明本考浩に届ける。そして明本のクロスから田中達也がゴールを決めてみせた。試合はユンカーの２得点、田中の１得点で３-０の完勝を収めた。
 

　自ら得点するのはもちろん、攻撃の起点にもなれる"プリンス"の妙技に「何度見ても素晴らしい」「色々凄すぎる」「この一連のプレーは本当すごい」といったコメントが寄せられた。

　G大阪戦から３日後、２-０で勝利した19日のルヴァン杯・横浜FC戦では途中出場もゴールはなし。公式戦連続弾は途切れたが、リーグ戦ではまだ継続中だ。次節は22日にホームでヴィッセル神戸と対戦。その得点力で、目下２連勝中のチームをさらに勢いづかせるようなパフォーマンスを見せられるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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