「再会はすごく嬉しい」ピクシー率いるセルビア代表との対戦に、森保監督はいかなる決意で挑むか?

2021年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手時代の華麗なプレーを覚えています」

森保監督(左)はストイコビッチ監督(右)との再会を楽しみしている。(C)SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会が5月20日、5月から6月に開催されるFIFAワールドカップ・カタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選とキリンチャレンジカップ2021に臨む日本代表メンバー発表の記者会見を実施した。

 日本は5月28日にW杯アジア2次予選のミャンマー戦。その後、6月3日にキリンチャレンジ杯のジャマイカ戦、7日にW杯アジア2次予選のタジキスタン戦、11日にキリンチャレンジ杯のセルビア戦、15日にW杯アジア2次予選のキルギス戦を行なう。

 注目の一戦は、国内では久々のヨーロッパ勢との対戦となるセルビア戦だろう。この一戦が実現した経緯と、その意義について反町康治技術委員長は次のように語る。

「この時期、ご承知のようにEUROが開催されます。我々としては、できればヨーロッパのチームと戦いたいというところからスタートして交渉をしてきました。そうしたなかで、残念ながらEUROに参加しないなかで、最も強豪であるセルビアにスポットライトを掲げて交渉してきました。

 そうしたなかで、セルビアも監督さんが代わったりして、日本のことをよく熟知している監督さんということで、話が早く進んだ部分は正直、あるかなと思っています。逆に言うと、日本のストロングなところ、ウィークなところ、十分に分かっている監督さんだと思いますので、そうした意味では良い力試しになると思いますし、拮抗したゲームになると思うので非常に楽しみにしております」

 セルビア代表で指揮を執るのは、かつて名古屋で選手としても監督としても活躍したピクシーことストイコビッチだ。「ストイコビッチ監督とは、Jリーグでも何度も対戦しましたし、選手時代の華麗なプレーを覚えています」と語る森保一監督は次のように続ける。
 
「監督になってからも、選手に求めているなと思っていることは、美しさと、やはり勝利に向けて貪欲に戦う、タフに戦うところは両方とも求めているなと思いながら対戦させていただきました。

 今回、Jリーグの舞台ではなくて、日本代表として私はストイコビッチさんと対戦できますし、ストイコビッチさんはセルビア代表として、また日本に帰ってきてくれるということ、その再会もすごく嬉しいですし、こうやってお互いが国を代表して、戦えることを非常に幸せに思っています。

 非常に力を持っているのがセルビアだと思っています。そのなかで、我々がしっかりと結果を出すことをまず考えて、世界的にもトップトップのプレーヤーがたくさんチームにはいますので、そこで個々の局面で上回っていくこと、そしてこれからの成長につながるような感覚を、選手たちには試合の経験をもって、出てもらいたいと思っています」

 様々な面で注目度の高いセルビア戦が楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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