現地時間５月19日、コッパ・イタリアの決勝が開催され、３年ぶり14度目の戴冠がかかるユベントスと、実に58年ぶり２度目のタイトルを狙うアタランタが相まみえた。

　序盤からチャンスが多かったのは、アタランタのほうだったが、先制点を奪ったのは、セリエAの連覇が「９」で潰え、このタイトルが是が非でもほしいユーベだった。31分、クリスチアーノ・ロナウドがエリア内に持ち込み、こぼれ球をマッケニーが右サイドに振ると、クルセフスキが得意の左足でコントロールショットを放ち、見事にネットを揺らす。

　しかし41分、アタランタがすぐに追いつく。35分に際どいヘディングシュートを放ったハテブールのグラウンダーのクロスを、マリノフスキがダイレクトで叩き、鋭いシュートを突き刺した。

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　後半、最初のビッグチャンスを作り出したのはユーベ。60分、C・ロナウドのヒールパスを受けたキエーザがフリーでシュートを放つも、右ポストに当ててしまう。

　絶好機を逃したイタリア代表アタッカーに再び好機が訪れたのは、73分だった。敵エリア内でクルセフスキのパスを受けると、左足でGKゴッリーニの股を抜くシュートを放ち、勝ち越しゴールを奪う。

　結局、これが決勝点となり、ユーベが２－１で勝利。史上最多14度目の栄冠に輝いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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