「チームの呪縛を解いた」遠藤航にドイツ紙が最高評価! 豪快ミドル弾でボルシアMG撃破の立役者に

2021年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

守備でも「非常によく貢献した」と称賛

ゴール後にチームメイトに祝福される遠藤。(C)Getty Images

 現地時間5月15日、ブンデスリーガ第33節が行なわれ、遠藤航が所属するシュツットガルトは、アウェーでボルシアMGと対戦し、2-1で勝利を収めた。

 この試合で貴重な同点弾を叩き込んだのが、ボランチの一角で開幕から33試合連続の先発を飾った遠藤だ。0-1のビハインドで迎えた72分、味方からのパスをペナルティエリア手前で受けると、敵のタックルをかわして反転し、豪快なミドルシュートをネットに突き刺してみせた。

 これで勢いに乗ったシュツットガルトは、さらに77分にサーシャ・カライジッチが勝ち越しゴールを決め、鮮やかな逆転勝利を飾っている。

 現地紙『BILD』は、今シーズン3点目となる貴重な同点ゴールをあげた遠藤に、チーム最高タイとなる「2点」をつけ、「エンドウとカライジッチが、シュツットガルトの新しい扉を開いた」とその働きぶりを高く評価している。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
 
 また、ドイツ誌『kicker』も「1点を奪われ、やや硬かったチームが後半になるとがらりと様相を変えた。遠藤が18メートルの距離で叩き込んだシュートでその呪縛を解き、試合はその少し後に完全にひっくり返った」と綴り、守備でも「非常によく貢献した」と称賛している。

 ただ、遠藤は90分にイエローカードを受け、累積5枚目となったため、最終節には出場できなくなってしまった。それでも現地メディア『Ligainsider』は、「ずっと先発出場を続けていた彼の最初のブンデスリーガシーズンは33試合目に終わってしまった。だが、昇格したばかりのクラブで彼の存在感は決して無視できないものだ」と称えている。

 ブンデスリーガは残すところ1試合で、シュツットガルトは来シーズンのヨーロッパカンファレンスリーグの出場権が与えられる7位になる可能性を残した。最終節では残留争いの渦中にあるビーレフェルトと対戦する。

 遠藤と堂安律&奥川雅也の日本人対決は叶わなくなってしまったが、両チームにとって重要な一戦となる。日本代表MFを欠いたシュツットガルトの戦いぶりが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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