【J1展望】1stステージ・12節|柏-湘南|スタイルが異なる攻撃的チーム同士が激突

2015年05月13日 サッカーダイジェスト編集部

柏――惨敗した山形戦を教訓に勝利を狙う。湘南――永木とコンビを握るボランチの出来が鍵を握る。

故障者/柏=増嶋、桐畑 湘南=藤田祥  出場停止/柏=なし 湘南=可児

J1リーグ1stステージ・12
柏レイソル - 湘南ベルマーレ
5月14日(木)/19:00/日立柏サッカー場
 
柏レイソル
リーグ成績(11節終了時):12位   勝点12    3勝3分4敗 14得点・15失点
※ACLの日程により1試合未消化
 
【最新チーム事情】
●大谷が9節・清水戦の負傷で離脱。軽傷だが、今節の出場は微妙。
●好調の武富が古巣対決を「楽しみしかない」と心待ちに。
●工藤が北嶋秀朗の持つクラブ通算最多ゴール数52まであと2点に迫る。
 
【担当記者の視点】
 前節の山形戦は最終的には0-3という完敗になったが、前半途中までは決定機を作る場面があった。あのような試合展開にしてしまった根本的な原因は、セットプレーとミス絡みという失点の仕方にある。
 
 裏を返せば、セットプレーとミスでの失点さえなくせば、ボールを保持しながら意図的にスペースを見つけて攻略するという柏のスタイルを考えた場合、徐々にではあるが主導権を握れる展開へ持ち込める。
 
 ACLではアジアの強豪を相手に気迫溢れるプレーで勝利を手繰り寄せているのに対し、それがJリーグの戦いで発揮できていないのは集中力の問題か。そういう点では、惨敗だった山形戦はメンタル面での教訓となったはず。それを今回の湘南戦に活かしたい。
 
 
湘南ベルマーレ
リーグ成績(11節終了時):10位   勝点14    4勝2分5敗 11得点・17失点
 
【最新チーム事情】
●前節で出場停止の高山が先発復帰。
●可児が出場停止。永木とボランチを組むのは?
●リーグ戦今季初の連勝なるか。
 
【担当記者の視点】
 前節の甲府戦では、ホームチームの攻勢に押されながらも粘り強くこれを凌ぎ、大槻の鮮やかなゴールで先制。3節の仙台戦以来となるクリーンシートで勝点3を手にした。4月25日から続く5連戦の戦績も2勝1分2敗のタイとし、今節は今季初の連勝を飾りたい。
 
 前節・甲府戦で出場停止だった高山が、今節は先発に復帰。コンディションも良く、昨季在籍した古巣・柏に対し、持ち前のスプリント力や運動量を前線で発揮し、攻守を牽引したい。岡田や大竹、山田といったFW陣も控えており、大槻をCFとするセットも考えられる。
 
 可児が出場停止となる今節は、ボランチに誰が抜擢されるかも見どころのひとつだ。前節、前半の終わりに途中出場し、中盤でバランスを取りながら得点の起点にもなった石川、あるいは同じく前節ゲーム終盤にボランチに入り守備を落ち着かせたキム・ジョンピルらが有力か。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事