「味方からも肘打ちが当たり前」元韓国代表アン・ジョンファンがペルージャ時代の苦悩を告白!「練習は殺し合い、狂っていた」

2021年05月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「適応するまでに6か月程度苦戦した」

韓国の“英雄”アン・ジョンファンがペルージャ時代を回顧した。(C)Getty Images

 隣国の"レジェンド"がイタリアで受けたカルチャーショックは小さくなかったようだ。

 元韓国代表のストライカーで、清水エスパルスや横浜F・マリノスでもプレーしたアン・ジョンファンが、自身のYouTubeチャンネルで、セリエAでの経験を振り返った。母国メディア『InterFootball』が5月9日に報じている。

 韓国代表で71試合・17ゴールを誇る英雄は、母国の釜山大宇からレンタルされる形で2000年夏にペルージャへ移籍。同じアジアの選手として、半年前にローマへとステップアップを遂げた中田英寿のような活躍が期待されたが、「テンポと切り替えの速さの次元が違い、適応するまでに6か月程度苦戦した」という。

【動画】アン・ジョンファンがペルージャ時代に決めた豪快なシュート!(1分13秒~)

 さらに「実際、セリエAは本当にクレイジーだった」と語ったアン・ジョンファンは、洗礼を浴びたことを明かしている。

「肘打ちでのファウルは日常茶飯事だった。これは、敵も味方も関係なかった。練習でもお互いを殺すように取り組み、ラフなファウルを受けた」

「技術的に難しかったが、徐々に方法を見つけた」と話したアン・ジョンファンだが、セリエAでは2シーズンで、30試合で5ゴールのみ。本領を発揮できずに終わった。

 それでも、「イタリアで綺羅星のような選手たちと同じピッチに立った時、『ああ、自分は成功したんだ』と感じた」と振り返り、決して嫌な思い出ではないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ペルージャ退団のきっかけに!アン・ジョンファンが日韓W杯のイタリア戦で決めたゴール

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