「電話があれば、イエスと答える」37歳ロッベンがまさかのEURO参戦に意欲! 故障からの復帰に涙を流す一幕も

2021年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

開幕戦以来の先発で、2アシストをマーク

8か月ぶりに先発したロッベンは、2アシストと健在ぶりをアピールした。(C)Getty Images

 元オランダ代表FWアリエン・ロッベンが、代表復帰への意欲を見せた。

 現在37歳のロッベンは、2019年5月にバイエルン・ミュンヘンでユニホームを脱いだものの、昨年6月に16歳でプロデビューを飾ったフローニンヘンで、驚きの現役復帰。プレシーズンマッチのビーレフェルト戦では、フローニンヘンでは2002年4月28日以来、18年ぶりのゴールを奪うなど、ブランクを感じさせない順調な仕上がりを見せ、PSVとの開幕戦でもスタメン出場を果たした。

 しかし、その開幕戦(●1-3)で負傷し、戦線を離脱。長期間のリハビリを余儀なくされていた。それでも、先月11日のヘーレンフェーン戦(●0-2)で半年ぶりにピッチに立つと、迎えた5月9日のエメン戦で、開幕戦以来の先発復帰。東京五輪代表候補の板倉滉らとプレーした。

 すると、キャプテンマークを巻いた背番号10は、衰え知らずの左足で2アシストをマーク。4-0での4試合ぶり勝利に大きく貢献した。

【動画】黄金の左足は健在!板倉と共に先発のロッベンが圧巻の2アシスト

 試合後、『ESPN』のインタビューに応じたロッベンは、「長い道のりだった」と、苦しいリハビリ期間を振り返り、思わず涙を見せる一幕もあった。
 
 さらに話題は今夏に開催されるEUROにもおよび、招集された場合の対応を尋ねられると、同代表歴代4位の得点数を誇るアタッカーは、こう答えた。

「そしたら、僕は行くよ。でも現実的に考えないと。コンディションがとても良く、チームに貢献できるかどうかが分からないとね。結局のところ、代表はステップアップなんだ。

 EURO2020への出場は夢のまた夢だが、明日の見出しが見えているので、慎重にならなければならない。今は行きたいとは言っていないが、もし監督から電話があれば、イエスと答えるだろうね」

 オランダ代表は5月28日にEUROの最終メンバー26人を発表する。世代交代に成功したオレンジ軍団に割って入るのは簡単ではないが、経験値では一等地を抜くだけに、リーグ戦残り2試合で完全復活を印象づければ、なくはない話かもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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