待ちわびた一発は、得意のFKから生まれた。

　アーセナルは現地時間５月９日に開催されたプレミアリーグ第35節で、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン（WBA）とホームで対戦。エミル・スミス・ロウとニコラ・ペペのゴールで２-１とリードして迎えた90分だった。

　ゴール前中央の好位置でFKを獲得。名手ウィリアンが自慢の右足を振り抜くと、絶妙にコントロールされたシュートは鮮やかに左サイドネットを揺らした。

【動画】ペペの超絶ゴラッソも！ウィリアンの芸術的FK弾はこちら（１分41秒～）

　今シーズン、長年在籍したチェルシーから加入したブラジル代表FWは、フルアムとの開幕戦では２アシストの活躍でチームを白星発進に導くも、その後は自慢の攻撃センスが鳴りを潜めてゴールを奪えず。スタメンの座を譲る機会が多くなっていた。

　期待に応えられず、不本意極まりないシーズンとなっていたなかで、公式戦37試合目でようやく生まれた新天地初ゴール。これにはグーナー（アーセナル・ファン）も興奮を隠せず、ツイッターは賑わいを見せている。
 

「ついに！！！！」
「やっと決めたし、遅すぎい」
「契約を延長しよう」
「ウィリアンのゴール死ぬほど嬉しい」
「復活の狼煙を上げた」
「遅れてきた覚醒FK」
「100年後でも大丈夫だったよ笑」
「祝わないようにしよう。これは彼が一年中やるべきことだ」

　ようやく結果を出した32歳は、わずかに可能性の残るヨーロッパリーグの出場権獲得へ、残り３試合でもうひと暴れすることはできるか。

　なお、ウィリアンの活躍もあり、アーセナルは３-１で快勝。敗れたWBAは２部降格が決まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部