「全てはね返した」復帰2戦目の冨安健洋に伊メディアが高評価!「まだ22歳なのに…」

2021年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

今シーズン26試合目となるフル出場

復帰2戦目でフル出場を果たした冨安。(C)Getty Images

 戦列に戻ってすぐに安定したパフォーマンスを見せているのも、一流の証と言えるだろう。

 ボローニャの冨安健洋は5月8日、セリエA第35節ウディネーゼ戦で先発フル出場した。チームは前半にロドリゴ・デ・パウルに技ありの先制弾を許しながらも後半にリッカルド・オルソリーニのPKで追いつき、1-1で引き分けている。

 ふくらはぎの負傷で4試合を欠場した冨安は、前節のフィオレンティーナ戦で復帰し、76分プレー。そして復帰2戦目となったこの日は、今シーズン26試合目となるフル出場を果たした。

【動画】「冨安の対応が少し遅れた」ウディネーゼの10番が決めた技あり弾(40秒~)
 イタリア衛星放送『Sky Sport』は、及第点を上回る6.5点と高く評価。『Sport Mediaset』など、多くのメディアも6点と及第点評価だった。

『Gazzetta dello Sport』紙は「彼はまだ22歳だが、もはやあらゆるところで厄介な状況をなくすのが仕事となっている」と、ボローニャにおける冨安の重要度を改めて称賛。『Corriere dello Sport』紙は「プッシュは少なかったが、守備では存在感。まだフィジカルが万全ではない」と、ベストコンディションでないことも考慮している。

『calciomercato.com』は「イェンス・ストリガー・ラーセンの前進を抑え、彼のサイドからの試みを全てはね返した」、『TUTTOmercatoWEB』は「唯一の小さな傷はデ・パウルへの対応が少し遅れたことのみ。あとは抜け目なし。堅実な基準点」とたたえた。

 ボローニャ専門サイトの『bolognasportnews』も「まだ100%でないことが確認されたが、時間とともに良くなり、最悪の日でも信頼できることを改めて確認させた」と、基本的な安定感を強調している。

 残留をほぼ確実としたボローニャは、残り3試合でジェノア、ヴェローナ、そしてユベントスと対戦する。チャンピオンズ・リーグ出場権を競う本気の王者との最終節は、冨安にとってさらに経験値を積む一戦となるかもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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