レバンドフスキが9連覇の祝砲3発で“不滅”の大記録到達に王手!残り2試合、ミュラーは全面サポートを約束

2021年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合開始3時間前に9連覇が決定

大勝劇の主役はやはりレバンドフスキ。残り2試合で“爆撃機”超えなるか。(C)Getty Images

 バイエルン・ミュンヘンは現地時間5月8日、ブンデスリーガ第32節でボルシアMGとホームで対戦。3時間前に2位のRBライプツィヒが敗れたことで9連覇が決まっていたが、気を緩めることなく大量の祝砲を挙げ、6-0で大勝を収めた。その一戦で、流石の千両役者ぶりを見せつけたのがロベルト・レバンドフスキだ。

 まずは開始早々の2分、ペナルティエリア右から右足で突き刺して先制点をもたらすと、圧巻だったのが、トーマス・ミュラーが1点を加えて2-0で迎えた34分だ。ふわりと浮かせたクロスに対し、ゴール右寄りで待ち構えた背番号9は、空中で飛び上がるような形でダイレクトボレー。アクロバティックな一撃で豪快に押し込んだ。

【動画】気分爽快!レバンドフスキのアクロバティックな豪快ボレー

 その後、66分にPKでチーム5点目を奪った大エースは、見事にハットトリックを達成。リーグ戦の得点数を39まで伸ばし、1971-72シーズンにバイエルンのレジェンド、ゲルト・ミュラーが達成したブンデスリーガのシーズン最多ゴール記録まであと1に迫った。
 
 試合後、インタビューに応じたレバンドフスキは「これからも全力を出し続け、チームのために全てを捧げるつもりだ」と真摯なコメント。「僕らの成長ぶりは驚異的だ。チームメイトからたくさんのアシストを受けられることを僕は感謝しないとね」と伝え、周囲への感謝も忘れなかった。

 そしてOBで、現在クラブのCEOを務めるカール=ハインツ・ルムメニゲは、大記録へ王手をかけた後輩に賛辞を寄せている。

「レバンドフスキが39ゴールを記録したことに驚いているよ。かつてゲルト・ミュラーが40点を挙げたとき、私はまだバイエルンに加入していなかった。正直、私はそれが永遠に残る記録であると信じていたよ。彼は間違いなくクラブの歴史に残るだろう」

 リーグ戦は残り2試合。レバンドフスキは"爆撃機"超えを果たすことはできるか。ミュラーは「レビの記録がまだ残っている。チームもそれを全面的に応援するよ」と、手厚いサポートを誓っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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