「ラインに到達する前に死んでいた」アグエロの痛恨パネンカ失敗にOBらが辛辣意見!「かなりお粗末で、本当に奇妙」

2021年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人は「全責任を負う」とツイッターで謝罪

PKを失敗したアグエロ。シティでのラスト4試合で名誉挽回なるか。(C) Getty Images

 背番号10の失態に辛辣意見が集まっている。英ラジオ局『talk SPORT』が伝えた。

 勝てば2年ぶり7度目のリーグ制覇が決まるマンチェスター・シティは現地時間5月8日、プレミアリーグ第35節で4位のチェルシーとホームで激突。44分にガブリエウ・ジェズスのパスから最後はラヒーム・スターリングが押し込んで先制するも、63分にハキム・ジイェフ、後半アディショナルタイムにはマルコス・アロンソにゴールを許し、1-2で痛恨の逆転負けを喫した。

 優勝決定は持ち越しとなり、最速で9日にアストン・ビラと対戦するマンチェスター・ユナイテッドが敗れれば、戴冠が確定する状況となった。

 そんな一戦でひとつのターニングポイントとなったのが、先制した直後の前半アディショナルタイムの場面だ。

 勢いに乗ったホームチームはなおも攻め込み、G・ジェズスがペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。キッカーを務めたセルヒオ・アグエロはパネンカを選択するが、一度は倒れかけるもすぐさま体勢を立て直して反応したGKエドゥアール・メンディに、正面で難なくキャッチされてしまったのだ。追加点が生まれていれば、試合展開は全く変わっていたかもしれないだけに、文字通り痛恨のPK失敗となった。

【動画】なんてこった!アグエロのバツが悪すぎるパネンカ失敗(2分35秒~)
 
 これには『Sky Sports』のスタジオで試合を見守っていた元イングランド代表MFジェイミー・レドナップが「非常に質の悪いパネンカだ。彼は監督を見ている。学校で悪い子になって先生を見るようなものだよ。『先生が何を考えているのか分からないよ。早く終わらせてくれ!』ってね」と語れば、『talk SPORT』でコメンテーターを務めるサム・マターフェイス氏も「見たこともないような哀れなペナルティだ!」と糾弾している。

 また、シティOBでもある元イングランド代表MFトレバー・シンクレアは、クラブ歴代ナンバーワンの得点数を誇る後輩を、こう嘆いた。

「メンディの素晴らしいプレーだった、彼は足を踏ん張りこらえた。アグエロはゴールのド真ん中へパネンカを試みたが、簡単に取られてしまった。これでチェルシーを逃がすことができたね。良いパネンカでもなかったし、ラインに到達する前に死んでいた。

 プレミアリーグのタイトル争いに決着をつける機会に恵まれていたシティの記録的なゴールスコアラーにしては、かなりお粗末で、本当に奇妙な判断だった」

 一方、アグエロ本人は試合後にツイッターを更新し、「ペナルティを逃したことについて、チームメート、スタッフ、サポーターに謝罪したい。悪い決断であり、全責任を負う」とメッセージを発信している。

 今シーズン限りで退団が決まっている32歳のレジェンド。チャンピオンズ・リーグ決勝を含む、シティでのラスト4試合で輝きを放ち、悪夢を一掃できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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