メッシの644発目、記録更新スパイクが過去最高額の約1900万円で落札! 巣ごもり需要でメモラビリア市場が拡大傾向

2021年05月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペレの世界記録を46年ぶりに更新したスパイクが記録的取引で落札

メッシが同一クラブの最多得点記録を更新したスパイクが、1890万円で落札された。(C) Getty Images

 ラ・リーガ1部のバルセロナのリオネル・メッシが着用したサッカースパイクが、12万5000ポンド(約1890万円)で落札されたという。英競売大手クリスティーズが4月30日に発表した。サッカースパイクでは過去最高額の記録的取引となった。

 メッシは昨年12月のバリャドリー戦で、同一クラブでの最多得点記録を更新する通算644ゴール目をマーク。元ブラジル代表のペレ氏の世界記録を46年ぶりに塗りかえた。取引されたスパイクは、そのゴールを決めた際に使用されたもので、2月からカタルーニャ美術館で約1か月間展示され後、競売にかけられた。

 メッシが愛用するアディダスによる特注仕様の「ネメシス.1」には、彼の直筆サインが両足に入っており、家族の名前や誕生日などが圧着されている。

 今回の収益は、同美術館がカタルーニャ自治州と共同で行なっている"アートと健康のプログラム"を通じて、バルデブロン大学病院に寄付されるという。

 サッカーメモラビリア専門ブランド『ザ・ダグアウト』を2004年に創業した伊藤大也氏によれば、「コロナ禍の巣ごもり需要で、好きなコレクションを飾って楽しむ人が増えている。そんな中でサッカースパイク史上最高額を記録した。サッカーメモラビリアはアメリカのスポーツに比べるとまだまだ過小評価されているが、ここ1年で急激に追い上げている」と、コロナ禍においても市場は拡大傾向にあるという。

 3月には日本でも、クリスチアーノ・ロナウドがユベントスでの初ゴールを記録したスパイクが、700万円の高額取引で落札されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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