首位攻防戦となった４月29日のJ１リーグ第22節・名古屋グランパス対川崎フロンターレの一戦は、４-０のスコアでアウェー川崎が圧勝を収めた。開始３分の旗手怜央の先制弾を皮切りに、10分と23分にレアンドロ・ダミアンがゴールを決め、前半だけで３点のリードを奪う。84分には途中出場の遠野大弥がダメ押しの４点目をゲット。自慢の攻撃力をいかんなく発揮し、堅守に定評のある名古屋を粉砕した。

　一方の守備では、名古屋の攻撃をシャットアウト。90分間、最後まで集中を切らさず守り抜き、４試合ぶりのクリーンシートを達成した。特筆すべきは54分のピンチの場面。自陣エリア内で名古屋の柿谷曜一朗に良い形でシュートを打たれるも、これはGKチョン・ソンリョンのビッグセーブで事なきを得る。

　DAZNの公式ツイッターは「カウンターから決定機を迎えるも守護神がシャットアウト」と題して、川崎・守護神の好守をピックアップ。柿谷のシュートを左手一本でブロックする動画を公開すると、賛辞の声が集まった。
 

「黙ってポジションに戻るソンリョンの冷静さに惚れるわ」
「シュートコース絞ってますね」
「攻めてヨシ守ってヨシ、死角ナシ」
「淡々と止める辺りが神なのよ～」
「名古屋に流れを、渡さなかった」

　川崎はこの勝利で勝点35に。13試合を消化して11勝２分といぜんとして無敗をキープ。盤石の強さで首位を堅持する。５月４日に今度はホームに名古屋を迎える"第２ラウンド"（第12節）にも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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