「2年間ほとんどプレーしていない」チェルシーOBがアザールに“プロ失格”の烙印。体重問題にもズバリ「太り過ぎ」

2021年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

古巣のチェルシー戦では、66分から途中出場

稼働率の悪さが槍玉に挙げられるアザール。負のスパイラルを抜け出すことはできるか。(C)Getty Images

 チェルシーOBが、エデン・アザールを酷評している。スペイン紙『AS』が伝えた。

 レアル・マドリーは現地時間4月27日、チャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝・第1レグで、チェルシーとホームで激突。29分にカリム・ベンゼマの豪快ボレーで同点に追いつくと、その後逆転を狙い66分には、負傷明けのアザールも投入するが、勝ち越しゴールは奪えず。結局、試合は1-1で終わった。

 アウェーゴールを許したうえ、手痛いドローとなったなか、古巣対戦では30分弱の出場に留まったベルギー代表のアタッカーを痛烈に批判したのが、2003-04から3シーズン、青いユニホームに袖を通した元アイルランド代表MFダミアン・ダフだ。2大スターの名を持ち出し、厳しい意見をぶつけている。

「彼は30歳で、シャープさに頼り、スピーディなドリブルをしているが、我々は全員、30を過ぎると下り坂ということを知っている。彼は決して優れたプロではないし、(リオネル・)メッシや(クリスチアーノ・)ロナウドのような推進力もない」
 
 ここ2年頭痛の種となっている、度重なる負傷にも言及。フル稼働したチェルシー時代とは打って変わり、現在の度を越えた稼働率の悪さには、"プロ失格"の烙印を押している。

「彼は11回も負傷離脱を繰り返しているのだから心配になる。2年間ほとんどプレーしていないんだ、立派なプロになる必要があるね。そしてキャリアを通じて、常に体重に悩まされている。マドリーと1億5千万ユーロ(約187億5000万円)で契約し、プレシーズンに臨んだとき、オフ明けの彼は太り過ぎだった。選手に指をさすようなことは嫌いだけど、これは明らかだ」

 マドリーにとって"不良債権"と化しているアザール。ポテンシャルは疑いようがないだけに、兎にも角にも課題のコンディション問題に終止符を打ち、給与に見合っただけのプレーを見せつけることができるか。

 マドリーは5月5日のCL第2レグに、ラ・リーガ連覇に向けた残り5試合と、痺れる戦いが続く。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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