なぜシティは後半から生まれ変わったのか? ペップの“魔法の言葉”を同点弾のデ・ブルイネが明かす!「パリは信じられないような…」

2021年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「後半、まったく別のチームになった」

貴重な同点ゴールを奪ったデ・ブルイネ。後半のパフォーマンスは秀逸だった。(C)Getty Images

 現地時間4月28日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)の準決勝・第1レグで、マンチェスター・シティはパリ・サンジェルマンと対戦。敵地で2-1の逆転勝利を飾っている。

 結果は上々だが、前半はいつものように試合の主導権を握れず、開始15分にCKからマルキーニョスにヘッド弾を決められて失点。その後も再三ピンチを招き、もう一点奪われていたら、まったく違う試合になっていた可能性もあった。

 何とか1失点で堪えたアウェーチームは、後半から見違えるように機能。64分にCKの流れから、ケビン・デ・ブルイネが送り込んだボールが、誰にも触らずにそのままゴールに吸い込まれる幸運な一撃で追い付くと、71分にはリャド・マハレズがFK弾を叩き込み、あっという間に逆転してみせた。

 英公共放送『BBC』によれば、同局のラジオで解説を務めた元イングランド代表FWのディオン・ダブリンは、「(ハーフタイムに)ジョゼップ・グアルディオラ監督から知恵を授かったんだろう。後半、シティはまったく別のチームになった」と称えている。

【動画】デ・ブルイネが決めた"幸運な"30メートル弾
 では、どんな指示を与えられたのだろうか? そのダブリンから「後半は素晴らしかった」と称賛されたデ・ブルイネは試合後、『BT Sports』で「パリは信じられなようなチームで、前線のクオリティは素晴らしかった」と認めたうえで、ペップからの指示を明かしている。

「もう少しボールを持ってプレーするように言われたんだ。前半は前に急ぎすぎて、チームとしてのセットアップがうまくいかなかった。後半はもっと辛抱強く、スペースを見つけようとしたんだ。彼らは難しいチームだった。チームとして改善できたのは、良かったと思う」

 名将からの"魔法の言葉"で、鮮やかな逆転勝利を飾ったシティ。その中心にいたのは、これでシティでのパリSG戦は3戦3発となった、このベルギー代表MFだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】値千金の逆転ゴール!マハレズの鮮やかなFK弾はこちら

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