「味方よりゴールマウスを見ている」3戦不発のC・ロナウドを伊紙がワースト評価!「1世紀ぐらい無得点の印象」と酷評

2021年04月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官ピルロの選手起用も糾弾

フィオレンティーナ戦で出場3試合ノーゴールに終わったC・ロナウド。 (C)Getty Images

 残り5試合で2位に4ゴール差。初のセリエA得点王が近づいている。だが、ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドは、直近の出来に満足していないだろう。リーグ戦で3試合ノーゴールだからだ。

 ユーベは4月25日のセリエA第33節で、フィオレンティーナと敵地で1-1と引き分けた。前半に苦しんで先制を許すと、後半から出場したアルバロ・モラタがすぐに鮮やかな同点弾を奪取。だが、逆転には至らなかった。

 枠内シュート1本に終わっただけに、ユベントスに対する評価は厳しい。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、採点でアンドレア・ピルロ監督に5点をつけている。同紙は「フェデリコ・キエーザ不在でデヤン・クルセフスキ、モラタ、ウェストン・マッケニーを先発外にした。それでだが深さを突くのだ?」と、指揮官を批判した。

「それに、ユーベはまたもパジャマを着たような魂で、目覚めるのに平手打ちを食らうことが必要だった。1ポイントでは少ない」

【動画】ユーベのモラタが途中出場から1分でゴラッソ!フィオレンティーナ戦のハイライト
 
 だが、同紙はC・ロナウドにも厳しい評価を突き付けた。採点は、ピルロや他の4選手とともに5点。ただ、背番号7をワーストプレーヤーに選んだのだ。

「3試合無得点。彼が欠場を望んだアタランタ戦を含めれば4試合だ。彼のような選手には、1世紀のようである。味方よりもゴールマウスを見ており、そのゴールマウスを決して見つけられない」

 C・ロナウドは今季のセリエAで25得点を挙げており、2位ロメル・ルカクに4点差をつけている。11年ぶりの優勝が目前となった首位インテルをけん引してきたベルギー代表ストライカーも、4試合連続ノーゴールと停滞中。イタリア3年目にして初のセリエA得点王が見えてきた。

 ただ、チャンピオンズ・リーグ敗退以降、C・ロナウドとユベントスの関係を騒ぐ声は後を絶たない。契約の満了が約1年後となり、コロナ禍の経済的影響もあって、去就が取りざたされているのは周知のとおりだ。

 C・ロナウドは得点王に輝けるのか。そしてその個人タイトルを最後に、イタリアを去ることになるのか。シーズン終盤戦とマーケットの動きに注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【画像】同僚に激怒? 試合後にユニホームを投げ捨てるC・ロナウド

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