浦和レッズは４月25日、ホームでJ１リーグ11節の大分トリニータ戦を行ない、３-２で逆転勝利を収めた。

　浦和は、開始３分に西大伍の得点で先制するものの、前半のうちに逆転を許してしまう。しかし、75分に槙野智章が同点弾を決め、82分には田中達也が古巣相手に移籍後初ゴールを叩き込み逆転に成功した。

　白熱した試合は、終了後にSNS上でも話題になった。特に多くの注目を集めたのが、同点弾を決めた槙野が勝ち越しを狙おうとゴール内のボールを手に取り、早くリスタートさせようと駆けだしたシーンだ。

　ボールを拾い上げた直後に、大分DF三竿雄斗が背後から左手で押し、槙野が転倒。主審もホイッスルを鳴らし注意を促した。SNS上ではこのシーンの動画も出回り、「わざと？」「普通に危ない」など反感の声が寄せられていた。

【動画】槙野が失点、得点、ネットに絡むシーンも必見！浦和対大分のハイライトをチェック

　試合後にSNS上で騒動になったことを受けて、同日に三竿が自身のツイッターで「本日の試合の２失点目の後にネットに入ったボールを取り合った後に槙野選手を押して倒してしまった場面ですが、槙野選手、浦和サポーター、ファンの皆様、不快に思われた全ての方々へ謝罪したいと思います。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
 

　この投稿に当事者の槙野も「気にするな！オフの旅行先で一緒に宮古島の船に乗って語った仲じゃないか！またお互い頑張ろぜ！」と反応。

　さらに槙野は翌日、自身のインスタグラムでGK西川周作と勝利を喜ぶ場面とともに、「仲間に助けてもらいました。サポーターの力に助けてもらいました。失点にも絡み、得点にも絡み、ゴールネットにも絡みました。価値ある勝利!!連戦続きますが頑張ります!!We are Reds」とユーモアも交えて報告した。

　一連のやり取りにファンも反応し、SNS上に以下のようなコメントが寄せられた。

「槙野選手からコメント来たら三竿選手も安心出来ると思います」
「カッコいい！！」
「イケメン参上ですね！この槙野選手の反応素敵すぎ」
「こういうフォローが出来る所は流石ですね。人としてリスペクトします」
「二人共いい男や」
「色々と絡んでオモロイ！ACL争いにも絡んでいきましょう!!」

　ここまでのリーグ戦でフル出場を続ける槙野は、ピッチ内外でリーダーシップを発揮し、ここ５戦で４勝１敗と好調を維持するチームを支えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部