【試合内容】
　前半は仙台が多くのチャンスを迎えたが、26分にウイルソンがPKを失敗すると流れはFC東京へ。すると34分、太田のFKを森重が決めてFC東京が先制。さらにFC東京は後半開始早々から攻勢に出る。48分に武藤がPKを落ち着いて沈めると、52分には太田のクロスから武藤が左足を振り抜いてリードを３点に広げた。
 
　対する仙台はR・ロペス、金園を投入。前線の枚数を増やして反撃に出ると、試合終了間際にセットプレーから石川直が得点。続けて、金園のシュートのこぼれ球をR・ロペスが押し込んで１点差とするが、反撃もここまで。リードを守り切ったFC東京が４連勝で２位をキープ。５連敗となった仙台は15位まで順位を落とした。

【J１ PHOTOハイライト】１stステージ・10節

【J１採点＆寸評】全７試合の評価をチェック！
 
【チーム採点・寸評】
仙台　５
良かったのは前半の入りと終盤の反撃だけ。失点後にあっさりと崩れるメンタルの脆さを露呈した。
 
FC東京　6.5
最後の最後に喫した２失点は要反省。しかし、得意のセットプレーと速攻を決めきって個の強さを見せた。
 
【仙台｜採点・寸評】
GK
１　六反勇治　5.5
好セーブもあったが、試合を決定づける３失点目は止められた。１、２失点目はノーチャンス。
 
DF
25　菅井直樹　５
持ち味の攻撃参加は見せたが、細かなミスが散見。対面した太田に自身のサイドを再三にわたって破られてしまった。
 
33　多々良敦斗　5.5
攻守に闘志を見せ、石川直のゴールをアシスト。FC東京の鋭いカウンター攻撃の対処に苦慮した。
 
５　石川直樹　５
久々にCBでプレー。ゴールは決めたものの、流れの悪い時間帯に後手に回る守備やミスが増えた。
 
23　二見宏志　4.5
後半開始早々に痛恨のPK献上。ミスやファウルも多く、気合いが空回りした印象を受けた。
 
MF
31　茂木駿佑　５
守備では相手に必死に食らいついて奮闘した。だが、シュート０と攻撃でインパクトを残せず。
 
17　富田晋伍　５
後手に回ってファウルを取られる場面が目立ち、苛立ちを露わに。好調時を知っているからこそ、物足りない。
 
10　梁 勇基　５
FKから得点を演出したが、ボールをロストするシーンが悪目立ち。もう少し存在感を示したい。
 
８　野沢拓也　５
２点目の起点とはなったが、消えている時間帯が多い。９分のボレーシュートを決めていれば……。
 
FW
７　奥埜博亮　５
できるだけ高い位置でプレーしようという努力は見て取れた。しかし、チャンスにあまり絡めないままピッチを後にした。
 
９　ウイルソン　5.5
PK失敗で序盤の良い流れを断ち切ってしまった。身体が重く、相手DFの脅威にはならなかった。
 
交代出場
FW
20　ハモン・ロペス　6.5
負傷からようやく復帰。多くのチャンスに絡み、ゴールも決めて今後の光明となった。
 
11　金園英学　６
ロングボールを前線でよく収めた。２得点目を生むスペースへの走りとシュートは評価できる。
 
４　蜂須賀孝治　６
FC東京が引いたこともあり、積極的に前へ行く姿勢を見せる。猛反撃の流れを作り出した。
 
監督
渡邉 晋　4.5
交代策は当たったが、守備の修正ができずに３失点。試合終盤にはエキサイトして退席処分となった。