「こんなプレーでなぜCLを戦えるんだ?」痛恨ドローにクロップ監督は嘆き止まらず。「プレゼントも受け取らず…」

2021年04月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

一度はハンドで救われるも…

痛恨のドローに、クロップ監督のぼやきが止まらない。(C)Getty Images

 手痛いドローに、ユルゲン・クロップ監督は決定力不足を嘆いている。クラブ公式サイトが伝えた。

 現地時間4月24日に開催されたプレミアリーグ第33節で、7位のリバプールは15位のニューカッスルとホームで対戦。是が非でも勝点3が欲しい一戦で、開始3分にモハメド・サラーのリーグ戦20ゴール目で幸先よく先制点を奪うも、その後は再三の決定機を迎えながら追加点を奪えない。

 すると、試合終了間際の92分にカラム・ウィルソンに抜け出されてネットを揺らされる。ここはシュートの直前にウィルソンの腕に当たっていたため、ハンドでノーゴールとなったものの、95分にロングパスから今度はジョー・ウィロックに押し込まれて被弾。ラストワンプレーで1-1に追い付かれ、勝点2を落とす結果となった。

【動画】ラストワンプレーで悪夢の失点…リバプールはCLが遠のく痛恨ドロー

 試合後、インタビューに応じたクロップ監督は、ぼやきが止まらなかった。
 
「非常に厳しい結果となったが、責めるべきは自分たち以外にない。今日のようにチャンスを作っても、それを生かせなければ、ゲームはオープンな状態になってしまう。フットボールの最も古く、最も重要なルールは、チャンスがあるときにはそれを利用すべきということだ。それができなかったから、ニューカッスルは勝点を獲得した。しかも我々はノーゴールのプレゼントも受け取らず、逆にもうひとつのプレゼントを与えてしまった」

 前節のリーズ戦(1-1)に続き、2試合連続のドローで、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場圏内の4位チェルシーとの勝点差は4に広がった。逆転でのトップ4入りには厳しい見解を示している。

「トップ4に入るためには、ピッチ上での結果がすべてを左右する。このような試合をしていてはそれを得ることではできない。今は、悔しがったり、怒ったりする時間が必要で、それが終わったらまた頑張ろうと思っている。だけど、このような結果では、大きなステップを踏むことはできないよ。

 こんなプレーをして、このような試合を最後までやり遂げられなくて、なぜチャンピオンズ・リーグを戦えるんだ? まあとにかく、全ての結果は順位で決まるので、それに向かって進むだけだ。今のところ、本当に受け入れがたい状況に近いと感じているが、受け入れるしかないね」

 次節は5月2日に、2位のマンチェスター・ユナイテッドとの大一番を控える。ドイツ人指揮官も「いい状態にある」と見立てを語った、公式戦5連勝中の難敵を叩き、流れを引き戻すことができるか。残るは5試合だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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