鹿島が上田の同点弾で1-1のドローに持ち込む! 神戸は古橋の技ありゴールで先制も3戦連続の勝点1

2021年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

神戸のリンコンが途中投入でJ初出場

神戸が先制も64分に鹿島が追いつき、1-1のドローで決着した。写真:徳原隆元

 J1リーグは4月24日に、第11節の6試合を開催。県立カシマサッカースタジアムでは、鹿島アントラーズ対ヴィッセル神戸の一戦が行なわれ、1-1のドローで決着となった。

 相馬直樹新監督就任から公式戦で2連勝中と上向き調子の鹿島と、直近のリーグ戦6試合無敗の神戸の戦い。試合は立ち上がりから、お互いに球際で激しくぶつかり、中盤での攻防が繰り広げられる。

 それでも、前線からのプレスを強めた鹿島が押し込み始めると、16分には常本佳吾のパスカットから、ボールを受けた荒木遼太郎がGKとの1対1を迎えるも、前川黛也の好セーブに阻まれる。

 徐々にホームチームが主導権を握り始めていたが、最初にゲームを動かしたのは神戸だった。28分、加入後初先発となったアユブ・マシカが、中盤での巧みなターンから持ち上がると、相手DFの背後にスルーパスを供給。これに反応した古橋亨梧が、技ありのチップキックで冷静にゴールネットを揺らし、今季7点目となる貴重な先制ゴールを奪う。
 
 鹿島は1点のビハインドを負ったが、それでも物怖じせず攻め込む。43分には、永戸勝也の左サイドからの高精度クロスに土居聖真が頭で合わせるも、シュートはゴールの上へ外れる。好機こそ作るもなかなか決め切ることができない。

 それでも64分、三竿健斗が相手の意表を突く鋭い縦パスを前線に供給。これをペナルティエリア手前中央で受けた上田綺世が、巧みなトラップで相手DFをかわして右足を振り抜きネットを揺らす。上田は今季3ゴール目となった。

 その後も勢いに乗る鹿島が、アタッキングサードでボールを回し得点機会をうかがうも、追加点は奪えず。神戸も79分に、J初出場となる期待のストライカー・リンコンをピッチに送り出すも戦況は変わらず、1-1の痛み分けで終了した。

 この結果、鹿島はリーグ4試合負け無し、神戸は3試合連続での勝点1となった。

 次節はルヴァンカップを挟み5月1日に、鹿島がアウェーで横浜FCと、神戸はホームでサンフレッチェ広島と12節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事