「ぜひメッシを東京に」豪州五輪代表監督が名手にラブコール!「死の組ではない、夢のグループだ」

2021年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これでこそ、世界のサッカーが夢みる大会だ」

アルゼンチンとの対戦を歓迎したアーノルド監督。 (C)Getty Images

 4月21日、スイスのチューリッヒで東京五輪の組み合わせ抽選会が行なわれ、グループ分けが決定。開催国の日本はグループAに配され、南アフリカ、メキシコ、フランスと対戦することになった。各組の上位2チームが決勝トーナメント(ベスト8)に進出する。

 最も注目を集めたのが、スペイン、アルゼンチン、エジプト、オーストラリアが同居したグループCだ。ともに欧州と南米の予選を制した優勝候補のスペインとアルゼンチン、モハメド・サラー(リバプール)の参戦が現実味を帯びるアフリカ王者のエジプトとの対戦が決定したオーストラリアでは、"死の組"と報じるメディアが相次いだ。

 しかし、グラハム・アーノルド監督は非常に前向きに捉えているようだ。現地メディア『The World Game』が伝えている。

 サンフレッチェ広島でプレーし、ベガルタ仙台を率いた経験もある指揮官は、メディア向けの記者会見で「この組は確かに(グループステージ突破は)厳しい。だが、死の組と書くのはやめてくれ。これは夢のグループだ」と語った。
 
「相手はどこの国もワールドクラスの新鋭がいる。もちろん難しい試合になるだろう。けれど、それでこそ、世界のサッカー界が夢見る大会だ。これを選手たちも望んでいる。自分たちの力を発揮する場所、絶好の機会だと期待に胸を膨らませているんだ」

 そして、なんと対戦相手のアルゼンチンに対して思いがけない"注文"をつけた。

「オーバーエイジというシステムがあるのだから、ぜひアルゼンチン代表にはリオネル・メッシを連れてきてほしい。これは私の本心だ。そして、メダルを狙うという気持ちに少しも揺らぎはない」

 東京五輪には、ともにパリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表のネイマールやフランス代表のキリアン・エムバペの招集も話題になっているが、今夏はEUROとコパ・アメリか開催されるため、ハードルは低くない。もちろんメッシも同様だ。

 これまでのオーストラリア代表の最高記録は、1992年バルセロナ大会での4位。このグループを突破すれば、その時に匹敵する快挙となるが、果たして……。

成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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