「日本の表情は暗い」東京五輪で“死の組”の開催国に韓国メディアが興味津々!「紙一重で我々が…ゾッとする」

2021年04月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本はとんでもなく険しい道を歩む」

U-24日本代表の目標はあくまで金メダル。“死の組”とて突破あるのみだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日韓両国が直面する現実は、あまりにも好対照だ。

 現地水曜日にスイス・チューリヒで東京五輪・男子サッカー競技の組合せ抽選会が開催され、日本はフランス、メキシコ、南アフリカとともにグループAに組み込まれた。一方、日本、ブラジル、アルゼンチンと並んで第1シードにポット分けされた韓国は、ルーマニア、ホンジュラス、ニュージーランドとグループBで同居。決して侮れない対戦相手とはいえ、日本と比べれば明らかに見劣りするチームばかりだ。

 この抽選結果を受けて、韓国メディアは「願ってもない最良の組み分け」「メダルへの道が開けた」「史上ベスト」など、こぞってポジティブな見解を示した。それに対して日本の厳しい組み分けには、驚きとともに同情にも似た声が上がっている。

 全国紙『朝鮮日報』は日本の森保一監督の「難しいグループに入った」とのコメントを引用しつつ、「韓国とは明暗が分かれた。ホストカントリーである日本の表情は暗い」と報じ、「本大会までの日本の焦点は、オーバーエイジ枠の有力選手を(欧州クラブから)招集できるかどうかに懸かっている」と論じた。

 かたや、全国紙『中央日報』は「これまでの結果や11度目の出場などが評価され、ポット1に選ばれた点が大きかった」と分析し、「韓国代表が過去最高の金か銀を狙う上で、青信号が灯った」と歓喜。そのうえで「日本はきわめて過酷なグループに入った」と評し、「彼らとは準々決勝(7月31日)で激突する可能性がある」と伝えている。

 そしてスポーツメディア『Sportal Korea』はより踏み込んだ論調を展開した。

「日本と韓国はポット1に振り分けられた。同じ大陸の代表チームは同組とならないルールのため、日韓は同組となる国の選択肢も同じだったのである。つまりメキシコかホンジュラスか、フランスかルーマニアか、ニュージーランドかアフリカ3か国のいずれかだ。そのことごとくで韓国はクジ運に恵まれ、日本は考えうる最悪な組に収まった。まさに紙一重の結末で、ゾッとするものだ。彼らが思い描いていた理想のシナリオを、我々が手にした。日本はとんでもなく険しい道を歩むことになる」

 その他ふたつの組は、グループCがアルゼンチン、スペイン、エジプト、オーストラリアで、グループDがブラジル、ドイツ、コートジボワール、サウジアラビアという顔合わせ。男子サッカーは7月22日に開幕し、8月7日に横浜国際総合競技場でファイナルを迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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