FC東京がグループ首位を堅持! 渡辺剛が公式戦連敗ストップに手応え「死に物狂いで1点を守り切った」

2021年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ここで勝てたというのはリーグに向けてもすごく大きい」

渡辺が公式戦の連敗ストップに手応えを示した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[ルヴァン杯3節]大分0-1FC東京/4月21日(水)/昭和電工ドーム大分

 FC東京が永井謙佑の1点を最後まで守り切り、カップ戦3連勝でグループ首位を堅持した。

 大分トリニータのホームに乗り込んだFC東京は、序盤から積極的に攻勢に出たものの、1点が遠い時間が続いた。それでも50分、流れたクロスボールを左サイドで回収した中村拓海から、レアンドロを経由して永井にボールが渡ると、ペナルティエリア手前左から永井が右足一閃。鋭いシュートがゴール右に突き刺さり先制点を奪う。

 終盤には大分にボールを握られる厳しい展開となったが、守備陣を筆頭に最後まで身体を張って守り切り、1-0の勝利を飾った。

 センターバックの一角を務め完封勝利に貢献した渡辺剛は、試合後のフラッシュインタビューで、「苦しい時間帯が続いたんですけど、どうにかこの1点を守って無失点で勝つというのは意識していたので、まず勝ててほっとしています」と振り返った。
 
 直近のリーグ戦で2連敗中と、なんとしてでもこのカップ戦で悪い流れを断ち切るべく臨んだ一戦。その強い気持ちがゲームに表われ、選手全員が最後までハードワークを怠らず、無失点に抑えて勝ち切った。渡辺は、「ここで勝てたというのはリーグに向けてもすごく大きい」と胸を張る。

「やっぱり悪い流れのときは苦しくても結果が大事だと思いますし、みんな死に物狂いでこの1点を守り切ったことは、次のリーグ戦に繋がる。(集中力を保つことは)いまのチームに足りない部分だったと思うので、そこを全面的に出して勝てたっていうのはみんなが戦った証拠だと思うので、まずは喜びたいなと思います」

 FC東京はこの後、中2日で24日に11節のサガン鳥栖戦を迎える。渡辺は「長い連戦で厳しいチームとの戦いが続いていきますが、自分たちは結果を求めてリーグ優勝に向けて戦いたい」と意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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