「自分たちの利益を優先している」ペップが“ESL構想”に苦言! UEFAとプレミアにもチクリ

2021年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らは世界中をまわって説明すべきだ」

前日記者会見で持論を展開したペップ。(C)Getty Images

 現地時間4月20日、"欧州スーパーリーグ構想"の一角を担うマンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督が口を開いた。

 ペップは「クローズド・リーグには賛成しない」とコメントし、適切な競争を望んでいるという。

「我々はアストン・ビラとの試合に集中しなければならない。今までの監督が言ったように、自分たちの仕事は明確だ。この決断を下した関係者は、できるだけ世界中に出て行って、状況がどうなっているのか、説明する義務と責務があると思う。例えば、アヤックスはチャンピオンズ・リーグに何度も出場しているが、そこに反応しないのだろうか?」

 一方で、両者の立場についても持論を述べている。
 
「私はすべての情報を持っていないので、今は決断を下すことはできない。ただ、ESLの人々は立場を明確にしなければならないと思う。プレミアリーグとUEFAについていえば、彼らも自分たちの利益を優先に考えている。こうなる前に、もっとコミュニケーションを取り、話し合っていなければならなかった部分が多々あると思う」

 そして、スーパーリーグのシステムそのものには疑問符を投げかけている。

「努力と成功の間に何も関係がなくなるのはスポーツではない。何度も言っているけれど、私は可能な限り最高の環境で競争をしたいと思っている。トップで戦っているのに、予選を通過できないチームはフェアではない」

 これまでに、リバプールのユルゲン・クロップ監督もこの新リーグには疑問を呈し、同日、プレミアリーグは断固としてスーパーリーグ構想を拒否すると発表した。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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