相馬アントラーズが札幌を一蹴! 松村、荒木、白崎の圧巻3発でルヴァン3連勝、グループ単独首位に

2021年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半に2得点、後半にもダメ押し点をゲット

先制点を挙げた松村。持ち前のスピードを存分に発揮して攻撃を勢いづけた。写真:滝川敏之

 4月20日、ルヴァンカップ第3節、グループAの鹿島アントラーズ対北海道コンサドーレ札幌が県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、3-0で鹿島が勝利した。

 ともに2節を終えた時点で2勝をマークしグループ首位の座を分け合う両者の対戦。試合の立ち上がりはホームの鹿島が優位に立つ。攻守にアグレッシブな姿勢を見せて相手を押し込んでいく。14分には右サイドから崩して最後は染野がダイレクトでシュートも、これは惜しくもバーの上に。

 アウェーの札幌は思うようにビルドアップができずにいたが、効果的にロングボールやサイドチェンジを繰り出してチャンスをうかがっていく。30分には小野を起点とした崩しで中央をこじ開けた青木が際どい一撃を放つ。

 どちらもゴールチャンスを得た流れのなかで、先にスコアボードを動かしたのは鹿島。32分、バックパスの処理で時間をかけてしまった札幌GK大谷の隙を突いて松村がプッシュ。プロ2年目の20歳が抜け目なくゴールを奪い取った。

 鹿島はさらに39分、追加点を奪う。敵陣ペナルティエリア内で相手のクリアボールを拾った荒木がすぐさま左足を一閃。強烈なシュートを突き刺した。前半だけでリードを2点に広げた。
 
 迎えた後半、ビハインドの札幌が攻め込む時間帯もあったが、相手の集中力の高い守備をなかなか攻略できない。鹿島は2点を奪っても貪欲に次の1点を狙う姿勢を見せ、64分には松村の突破からPKを奪取。だがキッカー染野のシュートはポストを叩き、得点ならず。ただ78分には関川が倒されて再び、PKを獲得。今度は白崎がきっちりと決めてみせる。

 ダメ押し点を奪った鹿島はその後も危なげないゲーム運びで試合を終わらせる。3-0の完封勝利で勝点3を積み上げ、グループAの単独首位に立った。

構成●サッカーダイジェストweb編集部
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