仙台、クエンカが退団「最高のレベルのプレーを示すことができなかった」。今後は母国で治療に専念

2021年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

クエンカの穴は「複数の外国籍選手がやってくるので、補っていきたい」

昨季終盤は15試合に出場していたクエンカ。今季の公式戦に出場せずに退団となった。写真:滝川敏之

 ベガルタ仙台は4月20日、クラブの公式ホームページでイサック・クエンカの退団を発表した。

 仙台の竹村栄哉強化部長は、同日にオンライン上で会見を開き、その経緯をこう説明した。

 当初は参加していたものの、シーズン前の合宿中にクエンカが右膝に違和感を訴え、検査の結果3月5日に母国での手術に踏み切った。術後一度は日本に戻り「一日でも早く治るように、復帰を目指して頑張っていた」ものの、「(クエンカ)本人と、右膝の怪我について話を進め、慎重に協議を重ね、同選手は母国のスペインで治療に専念するため、当クラブを退団することになりました」という。

 クエンカは2019年にサガン鳥栖へ加入し来日。翌20年に仙台へ加入したものの、開幕前に右膝半月板の損傷でシーズン前半戦を棒に振った。復帰後は15試合に出場し徐々に存在感を放っていたものの、今シーズン開幕前に負傷が再発し、ここまで公式戦の出場はなかった。
 
 クラブを通してクエンカは「最高のレベルのプレーを示すことができなかったことをお詫びしたいと思います。これからベガルタ仙台が繫栄し、J1に残り(仙台の)町の人たちが幸せになることを望んでいます」とコメントを発表している。

 現在3分6敗の勝点3で19位に低迷している仙台。クエンカの抜けた穴は、「複数の外国籍選手がやってくるので、補っていきたい」(竹村強化部長)として、ガーナ出身のストライカー、エマヌエル・オッティや、先日入国したボランチや右サイドでのプレー経験もあるブラジル出身のMFフォギーニョらに期待を寄せている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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