【ACL最終節】ホームで手痛い敗戦… 鹿島がグループステージ敗退

2015年05月05日 五十嵐創(サッカーダイジェスト)

3連敗後の驚異的な巻き返しも及ばず。

グループステージ突破へ、鹿島はターンオーバーを採用して臨んだ。

 5月5日にACL・最終節が行なわれ、FCソウルに2-3で敗れた鹿島がACLのグループステージ突破を逃した。
 
 先制点を奪ったのは鹿島だった。立ち上がりの8分、今季公式戦初先発の赤﨑が仕事をした。土居のパスを受けた赤﨑がタメを作ってカイオにパスを落とすと、カイオから再び中央の土居へ。さらに、土居が赤﨑に縦パスを通してエリア内に走り込み、その土居の動きをおとりに使った赤﨑のシュートが鮮やかにネットを揺らした。
 
 ファーストチャンスをものにした鹿島はリズムに乗るかと思われたが、その後はFCソウルの強烈なプレッシングでビルドアップを阻まれ、ロングボールが増えて攻撃が停滞。こぼれ球を拾われて押し込まれる時間帯が増えると、迎えた35分にCKからイ・ウンジェにフリーでヘディングを許し、同点弾を奪われてしまう。
 
 さらに、後半立ち上がりの50分にもセットプレーから失点。ショートCKからファーサイドにクロスを上げられ、昌子がイバネズに競り負けて1-2とされた。
 
 突破のためには2点以上が必要になった鹿島は、68分に高崎、71分に本山を投入し、柴崎も積極的に高い位置に進出して攻撃の圧力を強める。すると、狙い通りに本山が絡んでFCソウルの守備を揺さぶり、山本のクロスに最後は柴崎が詰めて同点とした。
 
 しかし、3点目は奪えなかった。鹿島は86分に右SBに梅鉢を入れてさらに圧力をかけ続けたが、前掛かりになった背後を突かれ、最後は交代出場のM・モリーナに決定的な3点目をねじ込まれて万事休した。
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