「15歳のときから魅力を感じていた」磐田の新助っ人、200センチGKアレクセイ・コシェレフが並々ならぬ“日本愛”を告白

2021年04月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「訪ねてみたいところがたくさんある」

アレックスが磐田での初練習後に、日本への愛を語った。写真提供:ジュビロ磐田

 4月19日、チームに初めて合流を果たしたGKアレクセイ・コシェレフが練習後にオンライン取材に応じ、"日本愛"を語り尽くした。

 愛称はアレックス。モルドバ代表でもある27歳のGKは、200センチ・90キロと恵まれた体格を持つ。3月上旬に加入が発表され、コロナ禍における入国制限や2週間の隔離期間を経て、19日にチームに初合流。初めて参加した練習では、「チーム、選手一人ひとりがプロフェッショナルであると感じた」とし、これまで多くの試合をチェックしたというJリーグの印象については、「偶発的なゴールはほとんどなく、高いクオリティから生まれる得点が多い。総合的に素晴らしく、レベルの高いリーグ」と絶賛した。

 そんなアレックスだが、実は15歳の頃から日本に興味を持っていたという。

「15歳のときから、日本の食事や人の素晴らしさなど、いろんなことに魅力を感じていました。日本人の方々はどれだけ自覚があるかは分かりませんが、モルドバなどヨーロッパでは、『メイドインジャパン』というだけでものすごくクオリティが高いと認識されています。それも自分が魅了されるひとつの理由です。

 日本の街に出て生活するのはまだ2日間ほどですが、人々の素晴らしさに感銘を受けています。子供から年寄りまでお互いをリスペクトするそういう姿勢があって、非常に素晴らしいです」
 
 そういった日本好きも相まって、磐田からのオファーは即決。「ジュビロがいますぐにでも自分に来て欲しいと言った。その熱に心を打たれました」とクラブの熱意も移籍のきっかけとなったようだ。

 また日本に来る前から、自身の携帯に行ってみたいたくさんの場所をメモしてきたと語り、これから大好きな日本をより知れることに対し、目を輝かせた。

「訪ねてみたいところがたくさんあるんです。まず沖縄。とくに石垣島は、スモールモルディブと言われているらしく、そこにも是非行ってみたいですし、名前は分かりませんが道に鹿が出てくるところや、野生の動物がたくさんいる北海道にも行ってみたい。サルが温泉に入るような写真も見たことがあって、そこにも興味がありますね。富士山もいつか上まで登ってみたいですが、危険もあるのでクラブが許してくれるかどうか…」

 話し出すと止まらないほどに、日本の魅力を口にしたアレックス。最後には、終わりかけた取材に待ったをかけ、集まった報道陣に感謝を伝えたうえで、「自分がこれからやらなければいけないことは、自分の持っているものを出して、皆さんをがっかりさせないこと。皆さんに良いプレーで喜びを与えるため、このチームの一員として精一杯のことをやっていきたい」と意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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