「クラブの金の卵になるだろう」今季18ゴールと爆発する浅野拓磨を現地紙が絶賛!「夢のようなシーズンを過ごしている」

2021年04月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「昨シーズンは適応に費やし、失敗ではなかったことを証明」

今季18ゴール目を決め、得点王も視野に入っている浅野。(C)Getty Images

 パルチザンに所属する浅野拓磨は、4月16日に行なわれたセルビア・リーグ第32節のマチュバ戦で1ゴールを挙げ、18ゴール目を奪取。2-1の勝利に貢献している。

 この一撃により、浅野は先日シント=トロイデンの鈴木優磨が樹立した、欧州主要1部リーグの日本人におけるシーズン最多得点記録(17点)を塗り替えた。また、得点ランキング首位に立つラドニクのミラン・マカリッチ(20得点)に2ゴール差と迫っている。

 日本人ストライカーの活躍ぶりに、地元メディアも驚嘆している。現地紙『Telegraf』は現地18日付けで、「夢のようなシーズンを過ごす日本人との契約の行方が注目される」と報じている。

「アサノとパルチザンの関係は一体どうなるのか? 彼はクラブにとって"金の卵"だ。契約は2022年夏までだが、そもそも今の彼を『要らない』というクラブはないだろう」
 
 そして、その成長ぶりに驚きつつ、ヨーロッパ内でのステップアップも十分に考えられるとしている。

「最初のシーズンはリーグの適応に費やしたが(23試合4ゴール)、決して失敗でなかったことを証明している。おそらくクラブは純粋に戦力としての契約延長を申し出ているだろうが、今後の移籍も視野に入れ、収益を生む存在としての期待もとても高いのだ」

 同紙によると、浅野の契約においてはパルチザンはアーセナルに対し、100万ユーロの補償金を数回に分けて支払っているという。また、給与面からも決して負担が無いとはいえない状況だという。

「彼は26歳であり、年齢はヨーロッパ市場で価値に大きく影響する要素のひとつだ。だが、アサノは今、夢のようなシーズンを送り、誰が見てもキャリアハイの状態にある。さらにはプロフェッショナルのお手本のようなプレーヤーだ。彼が来夏、パルチザンの金の卵となることは現実的であり、そのためにも、クラブは契約延長を目指すことになるだろう」

 パルチザンでの2シーズン目で結果を残し、評価を高めている浅野。今以上に価値を高めるためにも、得点王の奪取に期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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