【G大阪】不慣れなSBでプロ初出場。“CB”佐藤瑶大が語る定位置確保への道筋「どこでもやれる選手になれば…」

2021年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「とくに緊張はせずにいつも通りやろうと」

清水戦で記念すべきJ初出場を飾った佐藤。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ10節]G大阪0-0清水/4月18日(日)/パナソニックスタジアム吹田

 ガンバ大阪のDF佐藤瑶大が、プロ初出場・初先発を果たした清水エスパルス戦を振り返り、今後のビジョンを明かした。

 佐藤はこの試合、本職のセンターバックではなく右のサイドバックで先発出場した。不慣れなポジションでのデビュー戦となり、多少のミスや守備で対応が遅れる場面もあったが、気持ちを見せてしっかりと最後まで走り抜き、無失点に貢献。宮本恒靖監督も「瑶大らしさを出して右サイドで貢献してくれた」と称えた。

 先発であることは、スタジアムに来る前のチームの集まりで監督から伝えられた。突然の起用とはなったが、緊張はしなかったという。

「自分の本来のポジションではないところでのデビュー戦になりましたが、とくに緊張はせず、いつも通りやろうと思いました。正直これができた、というのはないですが、初めてサイドバックをやって、守備のところは小野瀬(康介)さんとしっかりコミュニケーションが取れたかなと思います。ただ攻撃は全然で、課題もあるので、もっと修正していかないといけないと思いました」
 
 サイドバックでのデビューだったが、目指すは本職であるセンターバックでの定位置獲得だ。それには、昌子源と三浦弦太という高い壁を越えていかなければいけない。そのために、まずは出れるポジションで経験を積むことが今後に繋がると佐藤は語る。

「自分が出たいというだけでは出れないので、どこでもやれる選手になれば、センターバックとしての幅が広がると思っています。いままではメンバー外でした。今日スタメンで出たからといって、次戦からスタメンやベンチが保証されているわけではないですし、監督に信頼してもらえるようなプレーを毎日続けていかないといけないと思っています」

 試合前には多くの先輩から声をかけられたようで、「自分がやりやすい雰囲気を作ってくれたので、気負いせずにプレーできた」とチームメイトへの感謝も忘れなかった22歳。期待の大卒ルーキーが、プロサッカー選手としての第一歩を踏み出した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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