「フェアな方法で勝たないと」マンU指揮官がソン・フンミンを再び“口撃”か。「私はファーガソンに叱責された」

2021年04月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々は騙されていない」と批判

対戦後にソン・フンミン(右)を激しく糾弾したスールシャール監督(左)。今回の発言は…。(C)Getty Images

 ソン・フンミンのことを意図したコメントだったのだろうか。

 現地時間4月15日に開催されるグラナダとのヨーロッパリーグ準々決勝・第2レグに臨むマンチェスター・ユナイテッド(第1レグは敵地で2-0と勝利)のオレ・グンナー・スールシャール監督が、前日会見で次のように語った。

「すべての監督たちは、自分だけの価値を持っている。選手時代、ニューカッスル戦で退場ことがあった。私はクラブのために正しいことをしたと思った。しかし、(アレックス)ファーガソン監督は、『ユナイテッドはそのように勝ってはいけない』と叱責したんだ」

 さらに、「このように、我々はルールに則って勝ってほしいと思っている。誰かが違うとは言いたくない。すべての監督は、フェアな方法で勝利を勝ち取ることを望んでいると言いたい」と続けている。

【動画】正当なファウル? オーバーリアクション? 物議を醸しているソン・フンミンの倒れ込みシーン(55秒~)
 この「フェアな方法」という表現を使ったことについて、「大多数の世論はスールシャール監督が、遠回しにソン・フンミンを批判したのではないかと思っている」と伝えたのが、韓国メディア『Inter Football』だ。

 周知の通り、4月11日に行なわれたプレミアリーグ第31節のトッテナム対マンチェスター・ユナイテッド戦で、前者の韓国代表FWソン・フンミンは、33分に相手MFスコット・マクトミネイの振り払った手が顔面に当たると、ピッチへ倒れ込んでしばらく起き上がらなかった。試合はそのまま続行され、ユナイテッドのFWエディンソン・カバーニがネットを揺らすも、VAR検証の末にマクトミネイの行為がファウルとなり、ゴールは認められなかった。

 これに対し、スールシャールは憤慨。試合後の会見で、ソンとson(息子)を掛け、次のように糾弾していた。

「もし自分の息子が3分間も倒れていて、他の10人の仲間に助けを求めていたとしたら、食事は与えないだろう。そんなのは恥ずかしい。明白なエラーだ。パーフェクトなゴールだった。我々は騙されていないが、レフェリーは騙されている。もしあれがファウルだとしたら、ショックは極まりない」

 今回の発言の真意は定かではないが、タイミングがタイミングなだけに、ソン・フンミンの一件が少なからず念頭にあった可能性が少なくなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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