遠野が古巣を相手に1ゴール・1アシストの活躍!!川崎が3-1で福岡を下す

2021年04月14日 本田健介(サッカーダイジェスト)

知念が決勝弾をマーク

古巣の福岡戦で活躍した遠野。川崎に勝利をもたらした。(C)SOCCER DIGEST

[J1第19節]川崎3-1福岡/4月14日/等々力

 4月14日、他クラブに先だってJ1の19節が等々力陸上競技場で行なわれ、川崎と福岡が対戦した。

 9勝1分で開幕から無敗をキープする川崎は、4-2で勝利した3日前のFC東京戦から数人のメンバーを変更。

 システムは通常通りの4-3-3で、GK丹野、最終ラインは右から山根、谷口、車屋、登里、中盤はアンカーに田中、インサイドハーフに脇坂、遠野、3トップは右から小林、知念、長谷川の並びとなった。知念は今季初先発。また今季の新戦力である小塚が初のベンチ入りを果たした。

 対して4日前のC大阪戦を2-2のドローで終えた福岡は4-4-2の並び。GKは杉山、4バックは右からE・サロモンソン、奈良、宮、輪湖、ボランチに前、カウエ、サイドハーフは右に吉岡、左に石津、2トップにフアンマ、渡が入った。杉山と奈良は古巣対戦となった。

 川崎はCFに入った知念、左ウイングの長谷川を生かしながら攻撃を展開。一方の福岡は両サイドハーフを中に絞らせ、SBを高い位置に押し出してチャンスを窺った。

 そのなかで先制に成功したのは川崎だった。19分、右からのCKのこぼれ球をエリアの外、中央で拾った遠野が強烈なシュート。ボールはブロックに入った福岡のフアンマの頭に当たり、ネットに吸い込まれた。遠野は昨季、レンタルで所属した古巣の福岡からのゴールとなった。

 雨脚が強まるなか、前半は1-0で折り返すかと思われたが、福岡が後半アディショナルタイムに同点ゴールを挙げる。

 カウンターのチャンスで渡がドリブル突破を図ると、エリアの外、やや左の位置で谷口がファウル。谷口にはイエローカードが提示された。そしてこのFKをE・サロモンソンが華麗に決めて福岡が追い付いた。

 直後に前半終了のホイッスル。そして落雷の可能性があるため、後半は約20分、遅らせての開始となった。
 後半、福岡は吉岡に代えて金森を投入。しかし、勝ち越し点を挙げたのはホームの川崎だった。

 55分、右サイドから山根がクロスを送ると、GKが弾いたボールをエリア内で拾った遠野がシュート。中央にいた知念がコースを変えてゴールを奪った。

 そして試合終了間際には途中出場のL・ダミアンの華麗なヒールパスから抜け出した山根が決めて勝負あり。

 試合は3-1で終了。川崎が遠野、知念らの活躍で勝利を掴み、無敗をキープした。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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