前代未聞!プレミア全クラブがSNS全面ボイコットに突入か。度重なる悪質行為に対抗

2021年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

企業との商業契約の問題も

プレミア各クラブの足並みは揃うのか。(C)Getty Images

 プレミアリーグの各クラブが今週末、SNSの全面ボイコットに入る可能性が浮上した。英紙『Daily Mail』が報じている。

 度を越えた誹謗中傷や、先日のマンチェスター・ユナイテッド戦後に、トッテナムのソン・フンミンが標的となった人種差別発言など、プレミアリーグではSNS上での悪質な行為が後を絶たない。

 こうした被害を受け、イングランド・サッカー界の主要な関係者は現地時間12日、前例のない共同ブラックアウトについて協議。その結果、加害者への対抗やSNS側へ対策強化の圧力をかけるために、現在、今週金曜の17時から月曜の9時にかけて、全クラブがツイッターやインスタグラムなどの利用を控える方向で話は進められているようだ。
 
 しかし、決断は容易ではない。多くのクラブが企業と商業契約を結び、SNSを通じてプロモーションを行なっている。特にビッグクラブにとって、ソーシャルメディアの利用は、契約交渉の際の重要な強みとなっている。

 ただ、企業側が今回の提案に異議を唱えれば、ネガティブな印象を与える可能性が少なくないことから、このようなハードルは乗り越えられるという見方もある。

 果たして今週末、プレミアのクラブはSNS上から姿を消すこととなるのか。もし、敢行された際には、被害撲滅の一助となることを願いたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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