「フィジカル面は限界」ジダン監督が大一番2連戦を終え、過密日程に嘆き…「どうやってシーズンを終えるんだ」

2021年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラシコから中3日、リバプールとのCL第2レグが控える

ドシャ降りのなか行なわれた伝統の一戦。ジダン監督が指示を送る。(C) Getty Images

 ジネディーヌ・ジダン監督が、過密日程を嘆いている。英紙『Daily Mail』が伝えた。

 レアル・マドリーは現地時間4月6日に、リバプールとのチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝・第1レグを戦い、ヴィニシウス・ジュニオールの2発などで、3-1で勝利。ベスト4入りへ大きく前進した。

 さらに中3日で迎えた10日、今度はラ・リーガ第30節でバルセロナとのエル・クラシコに臨み、大雨の降る厳しいコンディションのなか、カリム・ベンゼマとトニ・クロースの得点で、2-1と見事に宿敵を討ち果たした。

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 ともにホームゲームで移動はなかったとはいえ、ここ1週間で神的にも肉体的にも消耗が激しい大一番が続いたマドリー。シーズン終盤を迎え、疲労度はピークに近いと言っていいだろう。ジダン監督はバルサ戦後に次のように語っている。
 
「厳しい2試合だった。今は休まなければならない。どうやってシーズンを終えるか分からないよ。フィジカル面でも限界に達している」

 クラシコでは14日のリバプール戦(第2レグ)も見据え、ゴールを決めたベンゼマやクロースら主力を後半途中にベンチへ下げた。指揮官は、交代で入った選手たちのパフォーマンスにも手応えを感じているようだ。

「(マリアーノ・)ディアス、(アルバロ・)オドリオソラ、イスコ、マルセロ。今日はたくさんの選手を交代させたが、全員がコミットしているし、みんながプレーしたいと思っている。それがこのチームの良いところだ。ここではみんな一緒なんだ。彼らには満足しているよ。一緒に勝ったんだ」

 守備の要であるセルヒオ・ラモスら怪我人が続出するなか、バルサ戦でルーカス・バスケスも新たに負傷と、厳しいやり繰りが続く"白い巨人"。今こそ、ジダンの腕の見せ所だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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