【なでしこジャパン】代表初先発、DF高橋はなが示す五輪メンバー入りへの覚悟「圧倒できる力をつけたい」

2021年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「(先発は)素直に嬉しかった」

代表初スタメンで、無失点勝利に貢献した高橋。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[国際親善試合]日本女子代表7-0パナマ女子代表/4月11日(日)/国立競技場

 なでしこジャパンが8日のパラグアイ戦に続き、パナマ戦でも大量7ゴールの完勝を収めた。

 日本は初戦と同じくクリーンシートを達成。主導権を握るなかで、相手にボールを奪われても素早く切り替えて奪い返すなど、集中力の高い守備を90分間貫き、相手に攻撃で自由を与えなかった。

 この試合が代表での初先発となったDF高橋はなは、「(先発は)素直に嬉しかった。新国立競技場という素晴らしいピッチでできたので、本当にたくさんの方への感謝の気持ちをプレーで表現しようと思いました。本当に楽しんで試合に臨めました」と笑顔を見せた。

 プレーで意識したことは、「相手の中盤の選手に技術のある選手がいて、サイドの選手は足の速い選手が多かった。まずはそこで起点を作らせないところを意識しました」とし、センターバックでコンビを組んだ宝田沙織とは、「ビルドアップのときは、前が(相手の前線の選手が)1枚で来てたらふたりで剥がしていこうとは話しながらやりました」と話し、連係面の手ごたえを示した。
 
 今回、テストマッチ2連戦に招集されたメンバーは25人。ここから約3か月後の東京オリンピックに向けて18人に絞られていく。21歳の高橋をはじめ、若い選手の台頭がチーム内の競争を高め、チーム力を上げることに繋がる。

「若手の自分たちが底上げをしていくことでチームもより強くなっていくと思うので、(ベテランの選手には)遠慮せずに日々の練習からやっていきたい。自分の技術をもっと向上させることもそうですし、どんな相手でも自分のところで圧倒できる力をつけていきたいと思っています」

 2018年にはU-20代表のメンバーとしてU-20ワールドカップ初制覇を果たすなど、年代別代表でも着々と力をつけてきた高橋。さらなる高み、東京五輪のメンバー入りを目指し邁進していく覚悟だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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