先発復帰の遠藤渓太がキレ味鋭いプレーを連発!ウニオン・ベルリンが王者バイエルンから敵地で貴重な勝点奪取

2021年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

立ち上がりから遠藤がチャンスを演出

3試合ぶりに先発復帰した遠藤。(C)Getty Images

 遠藤渓太の所属する7位のウニオン・ベルリンは現地時間4月10日、ブンデスリーガ第28節で首位のバイエルン・ミュンヘンと敵地で対戦。遠藤は3試合ぶりに先発に名を連ねた。

 日本人MFの最初の見せ場は、開始間もない5分だった。ゴール前の左サイドでボールを受けると、DFラインとGKの間に鋭いグラウンダーのクロスを送り込む。ただ、味方には合わず、得点には繋がらない。

 エースのレバンドフスキら怪我人続出のバイエルンに対し、アウェーチームは五分五分にゲームを展開。23分にはビッグチャンスが到来、自陣から一気に駆け上がった遠藤がペナルティエリア左から左足で絶妙なクロスを送り、ファーでフリーになったビュルターがヘッドで合わせるも、GKノイアーの正面に飛んでしまう。

 その後は、地力に勝るバイエルンがポゼッションを高め始め、徐々にゲームを支配。しかし、身体を張った守備と、相手の最終局面での精度の悪さにも助けられ、決定的な場面は作らせず。前半は0-0で終える。
 
 後半に入って、57分にもウニオンのチャンス。右サイドからの滞空時間の長いクロスにペナルティエリア左で待ち構えたクルゼが左足でのボレーで豪快に合わせるが、枠を捉えることはできない。

 すると68分、パバールのクロスからゴール前で混戦となり、最後は18歳のムシアラに押し込まれ、先制ゴールを与えてしまう。

 1点ビハインドとなったアウェーチームは、78分にハーフウェイライン付近でパスを受けた遠藤が持ち上がり、ゴール前のアンドリヒにラストパス。通れば絶好機という場面だったが、惜しくもパバールにカットされる。

 それでも86分、スローインのリスタートを受けたアンドリヒが左サイドを抉ってマイナスのクロス。これをイングバルトセンが押し込み、土壇場で同点ゴールを奪った。

 試合はこのまま1-1のドローで終了。前節終了時点でヨーロッパリーグ圏内の5位ドルトムントを4ポイント差で追うウニオンが、貴重な勝点1を持ち帰った。なお、遠藤は80分までプレーしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「渓太らしいゴール」右足で冷静に決めた遠藤のブンデス初ゴールはこちら!

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