湘南、田中聡がJ1初ゴール! 若きMFが試合後に明かした課題「まだまだ全然足りない…」

2021年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すぐ取り返すのは湘南で教えてもらった一番大切なこと」

記念すべきJ1初ゴールを飾った田中。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ9節]広島0-1湘南/4月10日(土)/エディオンスタジアム広島

 湘南が田中聡の1点を守り抜き、敵地で5試合ぶりの勝利を飾った。

 試合は、お互いに自陣にコンパクトな守備ブロックを敷いて、相手のボックス内への侵入を許さず、なかなか決定機が生まれないまま時間が推移していった。それでも湘南は56分、高い位置でボールを奪った田中が、味方とのワンツーで抜け出して左足を振り抜き、先制点を奪う。最後までこの1点を守り抜いた湘南が貴重な勝点3を手にした。

 試合後のフラッシュインタビューで田中は、ゴールシーンについて「練習通り」と手応えを示した。

「自分が最初にミスをしたので、そこをすぐ取り返すのは、湘南で教えてもらった一番大切なこと。そこはできて当たり前で、そこからマチくん(町野修斗)もすごく良いところに出してくれて、練習からも監督がゴール前を狙うということは何度も言われていたので、練習通りできたと思います」
 
 今季下部組織から昇格を果たした田中にとって、これが自身のJ1初ゴール。「サポーターの皆さんに来ていただいたので、そこで得点できたのはすごい嬉しい」と喜びを露わにしつつも、個人的には課題の残る試合となったと唇を噛む。

「途中交代してしまった。試合の内容として自分はあんまり良い出来ではなかったです。得点ではチームに貢献できましたが、90分通して戦い抜くところがまだまだ全然足りないので、そこはもっと日頃の練習からやっていって、さらなる向上を目指していきたいと思っています」

 向上心を忘れない、湘南の未来を担う18歳の若きMFの今後にさらに期待が高まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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