STVV鈴木優磨が2ゴールを叩き込み、今季17得点に到達! 橋岡大樹も2アシストで勝利に貢献

2021年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

この勝利でSTVVは1部残留が決定

今季16ゴール目をあげた鈴木。3点目を引き寄せる積極性も見せた。(C)STVV

 現地時間4月6日、延期されていたベルギー・リーグ第31節が行なわれ、15位シント=トロイデンはアウェーで18位ワーズランド=ベベレンと対戦した。

 本来は代表ウィーク前に予定されていた試合だったが、当時、STVVのチーム内で新型コロナウイルスの陽性者が11名判明したため、延期が決定。STVVは先週末に1か月ぶりに公式戦を行ない、鈴木優磨のゴールなどでメヘレンを2-1で下している。

 現地では雪が舞うほど冷え込んだこの日、鈴木が2トップの一角、橋岡大樹が右SBで、GKシュミット・ダニエルとともに先発した。前節で鈴木のゴールをアシストした橋岡だが、試合開始まもない2分、ゴール前の混戦から、敵に放り込まれたパスをクリアしようとするが空振りで見送るという痛恨のミス。これを拾ったフレイに決められ、先制を許す。

 出鼻を挫かれたSTVVは積極的に出るが、なかなか前に運ぶことができない。ところが25分、右サイドのタッチライン際でブルスともみ合ったヴュコティッチが故意に手を出したと判定されて一発退場。数的有利な状況となる。

 そして迎えた31分、左CKブルスのボールに、鈴木がファーサイドから飛び込んで右足を伸ばし、ダイレクトでゴールに蹴り込んだ。
 
 前半を1-1で折り返すと、51分、右サイドのカカーチェからのボールに合わせて走り込んだ橋岡がダイレクトで中央に折り返す。これをコントロールしたムボヨが浮かせたシュートをゴールに放り込んだ。

 さらに73分、ベベレンDFウェイテンスが今日2枚目のイエローカードで退場となり、ピッチ上には9人という状況となる。追い風のSTVVは75分、デ・リッダーからのボールを受けた鈴木が思い切って右足を振り抜いたシュートが敵DFに当たり、さらにムボヨに当たってゴールに吸い込まれ、3点目が決まった。

 78分にミスから右サイドから攻め込まれ3-2と1点差に迫られたが、85分に右サイドを駆け上がった橋岡からのクロスを、鈴木が丁寧に流し込んだ。前節に続く日本人ホットラインで生まれたチームの4点目で、鈴木は今シーズン通算17ゴールに到達。同リーグの得点ランキングも3位タイに浮上している。

 最終スコア4-2で勝点3ポイントを得たSTVVは、レギュラーシーズン2試合を残し、1部残留が決定。次節は11日、伊東純也の所属するヘンクとのリンドルフ・ダービーに臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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