また逃げ切り失敗のモウリーニョ、チームのクオリティに不満! かつての勝負強さ喪失の指摘に「監督は同じでも選手が違う」

2021年04月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

残り10分の失点で失った勝点はリーグ最多

2ポイントを失うかたちとなり、モウリーニョは選手に苦言を呈した。(C)Getty Images

 トッテナムは4月4日、プレミアリーグ第30節でニューカッスルと2-2で引き分けた。

 先制されながらもハリー・ケインの2ゴールで逆転し、リードしてハーフタイムを迎えたトッテナムだが、終盤の85分に再び失点。連勝のチャンスを逃し、2ポイントを失った。前日の試合で敗れた4位チェルシーに並ぶ絶好の機会を逸したかたちだ。

 今シーズンのトッテナムは逃げ切れなかった試合が少なくない。英公共放送『BBC』によると、すでに15ポイントを失っており、そのうち11ポイントは残り10分の失点で失ったもの。これはリーグ最多の数字という。前半終了時にリードしていながら勝利を逃したのは6試合で、これもリーグ最多だ。

【動画】「ミスですらない」モウリーニョがクオリティ不足を嘆いた失点シーン(1分50秒~)
 ジョゼ・モウリーニョ監督のチームはかつて、僅差での逃げ切りで勝負強さを見せてきた。BBCによれば、初めてチェルシーを率いたときは、3シーズンで120試合を戦い、リードしていた状況から失ったのは14ポイントしかなかった。だが、マンチェスター・ユナイテッドでは2シーズンで18ポイントを失っており、2014-15シーズンのチェルシーでも15ポイントを失っている。

 勝負強かったはずのモウリーニョだが、今シーズンのトッテナムが多くのポイントを逃していることについて聞かれると、「監督は同じだが選手が違う」と述べた。選手への不満ともとらえられる言葉だ。

 また、トッテナムの選手たちともっと取り組んでいくか問われると、指揮官は「そうは思わない。われわれはよく仕事している。ハードワークしている」と答えた。

「だが、ミスがある。おそらく、ミスと呼ぶべきですらないだろう。それらは選手たちのクオリティに関することだからだ。2点目を見たまえ。簡単に理解できる」

 次節、トッテナムはホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

次ページ【動画】「ミスですらない」モウリーニョがクオリティ不足を嘆いた失点シーン(1分50秒~)

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事