「ゲルト・ミュラーにしか決められない」原口元気の“寝そべり弾”を現地紙が絶賛!「素晴らしい献身性」

2021年04月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

コチャク監督も手放しで称賛

2ゴールの活躍で勝点1奪取の立役者となった原口。(C)Getty Images

 4月4日に行なわれたブンデスリーガ2部の第27節で、原口元気と室屋成が所属するハノーファーは、ハンブルクと対戦。3点を先取される厳しい展開となったが、後半に原口が2ゴールを挙げる活躍をみせ、3-3のドローに持ち込んだ。

 セントラルMFで先発した原口は、50分にセットプレーから右足で強烈なミドルを叩き込む。これが反撃の狼煙となり、68分にマルビン・ドゥクシュが室屋成のクロスに頭であわせて2点目を奪うと、84分には味方のシュートがブロックされたこぼれ球を、原口がピッチに倒れ込んだまま、左足ボレーでネットを揺らした。

 ドイツ紙『BILD』は「クレイジーなノース・ダービーだった」と評し、「原口の決めたチームの3点目は"ボンバー(爆撃機)"ゲルト・ミュラーにしか決められないようなゴールだ」と絶賛した。
 
 試合後の記者会見では、ケナン・コチャク監督も背番号「10」の活躍を手放しで称賛している。

「結果に表われている通り、ゲンキは全力で試合に取り組んでくれている。2ゴールという彼のパフォーマンスは喜ばしい。素晴らしい献身的な姿勢を見せてくれた」

 また、現地メディア『96Freunde』は「ドッペルパックの原口とそのチームメイトたちは素晴らしいリカバリーを見せた」とし、「このチームの欠かせない存在である背番号10は輝きを増した」と伝えている。

 新型コロナの影響で1試合消化が少ないハノーファーは、8日にヴュルツブルク、11日にハイデンハイム、14日にホルシュタイン・キールと対戦する。これで今季7ゴールと上り調子の原口は、チームを勝利に導くことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【写真】原口自身も「なんなら2点目の方が好き。笑」と明かした寝そべりゴールの瞬間はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事