「僕は嫌ですけど、森保さんは…」本田圭佑が語った東京五輪出場への道筋。アルゼンチン戦を見てボランチは断念?

2021年04月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「結果にコミットしていきたい」と意気込み

東京五輪出場への想いを語った本田。ネフチでの残り7試合で結果を残し、周囲を納得させられるか。(C)Neftçi Baku

 本田圭佑は4月4日、自身が運営する音声コンテンツ「NowVoice」でアゼルバイジャンでのデビュー戦後に囲み取材に応じ、以前から公言している東京五輪出場への想いを語った。

 東京五輪世代のU-24日本代表は先日U-24アルゼンチン代表を招いて2試合(0-1、3-0)を行なった。

「1戦目は見ました。2戦目は練習時間と重なって結果だけ」という本田は、以前はボランチでの出場を見据えていたものの、「そこはブラジルに行っていた時と考えを変えて、トップ、またはトップ下とか、セカンドストライカー」に活路を見ているという。

 その心境の変化には、「僕は嫌ですけど」と念をおしながらも、スタメンではないジョーカー的な役割を考えているからだ。

「一発なにか欲しいという時に、U-24の感じや戦い方とか、安定してきている戦い方がチームのなかにあるかもしれないですけど、最後を決める、決めないというのは、いろんな経験だとか、勝負強さも必要だったりします。僕がその辺の駒としてやりますよということであれば、森保さんも候補に入れてくれると思うけど、ここ(ネフチ)でそれを証明しないことにはどうにもならないなと。今そういう考え方で結果にコミットしていきたいと思っています」
 
 アゼルバイジャンでのデビューとなったスムガイト戦では、0-2で迎えた後半頭からの出場。トップ下の位置に入り、ファイナルサードで危険なパスを次々と繰り出すが、味方のミスや引いて守る相手の粘り強い守備を前に、結果には結びつかなかった。

 それでも本田は、「もともと8試合で1試合1得点を目標にここに来ました。残り7試合となり、どこかで1試合2点取らないと、目標達成できなくなってしまったのですが、これが、アゼルバイジャンで僕が出すべき結果。それで(五輪代表に)選ばれなかったら、しかたないなと思います。しっかり結果を出したら、見ててくれると思うので、そのへんの勝負強さを残り7試合で見せれたら」と意気込んだ。

 数々の大舞台でゴールという結果を残してきた日本サッカー界のカリスマは、母国開催のオリンピックという檜舞台に上がることができるか。

 アゼルバイジャンで始まった本田の挑戦に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】本田がネフチで公式戦デビュー!スムガイト戦のハイライトをお届け!
 

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